- Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591122457
感想・レビュー・書評
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死を前にしたときに、命の大切さと人生の素晴らしさを改めて感じるという王道なテーマです。こういった内容のお話は好きなのですが、文体の軽さのためか、テーマに対する重みといったものが感じられず最終的に心に残るものが無い印象でした。
ただ、非常に読み易く時間つぶしには良かったです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
図書館で偶然発見し予約もないとの事で読みました。
個人的な感想としては、普段より活字生活を送っている人にとっては物足りなさの残る作品といえると思います。
児童文学専門の方や、活字とは縁遠い人には活字生活に入るためのステップ本としてお勧めします。
普段より長野まゆみ先生、京極夏彦先生、小野不由美先生などの本を読んでいる私にしてみれば、学生が気まぐれで書いた【趣味本】としか思えませんでした。
文章表現にこだわっていたのは分かりますが、読書家にしてみると陳腐で在り来たりで稚拙に感じてしまうものばかりです。
主人公の設定も変に中年にこだわらず、青年の方が読み手としては受け入れやすいという印象です。ポプラ社は児童文学では大手ですので、編集者さんも何故中年にこだわったのだろうか? という疑問が尽きません。大学生~三〇前半。此処が斉藤先生のファンや読者としては多い年齢層なので、変に中年にこだわらず青年で行った方が受け入れやすかったのでは?
設定も現代ではなく、現代社会に似たどこか。
そうぼかした表現では駄目だったのでしょうか?
これは私個人として思った事ですが、脳移植って普通有り得ないですよね? 自分の中に別の人格が個として存在するって気持ち悪くないですか? これは私が若干の潔癖だからの感想でしょうか……
そこを思うと後味は良くなかったです。
登場人物の設定にしても、もう少し掘り下げ詳しく書いてくださると読み応えのある作品になったでしょうね。
本当に惜しいです。
ただ、一つハッキリと言えます
【これは大賞に値する作品ではない】 -
ブックオフで安くで売っていたので購入。
実質4時間くらいで読み終わりましたwww
「世間では酷評されてるけど、そんなひどくないやん」と思いながら読み始めたんですが、読み進めていくうちに酷評の理由もなんとなくわかってきます。
同じような比喩やダジャレの繰り返しやし、なんかとりあえずうまいこと言ってみましたみたいな雰囲気。背景描写も上手に書いてるつもりなんか知らんけど、ただかっこつけてるようにしか読めませんでした。
ストーリーの展開は早いし、驚きもなければ感動もない。読み進めていく中でのドキドキ感みたいなのが、全く湧き起こらなかったしね。
ラストもひどかった。いきなり終わっちゃうし、すごい強引な感じがした。
まあ、心には残らない作品やし、酷評せざるをえないかなww
けど、テーマは悪くないと思うし、ちゃんと取材してちゃんと文章作って推敲重ねて書けば、もっと面白くなるんちゃうかなー、とは思ったかな。
それに、「ほんならお前に書けるのか」と言われたら絶対書けんし、やっぱ水嶋ヒロはすごいわ。 -
文章力はとてつもなく低い。ただ、テーマは面白い感じた。あと、気軽にストレス無く、あっという間に読める(笑)さくさく進む。
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職場の方にお借りしました。話題の作品。。
いろいろ酷評されているので覚悟して読んだけど、わりと面白かったです。
どうひいき目に見ても大賞をとる作品ではありませんが、普通に「水嶋ヒロ、作家デビュー」と売れば、(例えば劇団ひとりの小説のように)もう少し好意的な評価になったような気がします。お気の毒・・・
とはいえ、主人公は40歳の設定ですが雰囲気が20代のノリ。
ヒロインに至っては子供、せいぜい中学生くらいにしか思えないのに20歳だというからビックリ。
こういうところに文章力の無さが出てくるんでしょうね。 -
申し訳ないけれども、ぜんぜん期待せず読み始めました。
思ったより全然よかった。
子供2人(中高生)もよかったとの感想。
しかし、
実際の自分の年齢よりだいぶ年上の主人公を書く場合の難しさ。
40過ぎのおじさんはそうじゃあないよ…と納得できないところも。 -
読み終えたあと最初に思ったのは「こういったストーリーを本物の作家が書いたらどんなふうだろう?」と言う事。
登場人物の台詞とか、情景描写とか、プロの(?)作家が書いたらまた違った良さも出たかもしれない。
でもストーリー的には私はこの本を気に入りました。
死にたい人の命を生きたい人へ繋げる。そういうのも、時と場合によってはアリなのかもしれない。-
コメントありがとうございます。そうですね、生きたいと強く願う人に出会ったのは主人公にとって自分の考えを見直す大きな転機でしたよね。この出会い...コメントありがとうございます。そうですね、生きたいと強く願う人に出会ったのは主人公にとって自分の考えを見直す大きな転機でしたよね。この出会いは必然だったのかもしれないと思いました。2012/07/20
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縁、運、セレンディビティ。この本が話題になったのも、幸せを引き寄せる力があったのかもしれませんね。縁、運、セレンディビティ。この本が話題になったのも、幸せを引き寄せる力があったのかもしれませんね。2012/09/05
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本当にこの本はとても話題になりましたね。著者、齋藤智裕さんの次の作品はどんな内容のものになるかなと興味が湧きます。本当にこの本はとても話題になりましたね。著者、齋藤智裕さんの次の作品はどんな内容のものになるかなと興味が湧きます。2012/09/07
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あまり面白くなかった.
後半,ストーリーを想像しながら読んでいると面白い情景がうかぶ. -
個人的には好きです。
酷評の色が強かったので、
少々厳しい目で入ってしまいましたが、
心暖まるようで、
優しい文章が読みやすかったです。
ただ、
会話主体なので、
若干内容が薄くなりがちでした。
あるならば、
次回作に期待ですね。