([お]5-2)喋々喃々 (ポプラ文庫 お 5-2)

著者 :
  • ポプラ社
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感想 : 379
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  • Amazon.co.jp ・本 (431ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591124192

感想・レビュー・書評

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  • 不倫ものが大嫌いで、この作者の本を読むのをやめてしまった。着物の説明とか、元カレのエピソードとか、本の装丁とか、好きだけど、ダメだった。

  • 谷中でアンティークの着物ショップを営む栞が、客として訪れる春一郎と次第にひかれあっていく様子を、栞の心の葛藤や、魅力ある近所の人たちとの交流なども交えながら描いたストーリー。

    春一郎からの電話を心待ちにしたり、会えるとふわっと心が暖まったりする栞の様子は、恋愛初期のドキドキ感を思い出させる。
    しかし、春一郎には妻子がいるため、意を決して、もう会わないと伝えた栞。切なく苦しい思いでいた栞に、地元のおじさん、イッセイさんがかけた言葉になんだか救われた気持ちになった。

    "蝶々喃々"とは、男女が楽しげに小声で語り合うさまを指す言葉だそうで、読み終えてみて、タイトルがふに落ちた気がする。

    小川糸さんの作品、やっぱり好きだぁ。
    そして、作品の中に出てくるエリアやお店が魅力的で、そのエリアを歩いてみたくなった。

  • 東京の寺町を舞台にしてとてもとても丁寧に描かれている晩稲のオトナの恋。なのだが、待て待て、おまえがそうやって女と手を繋いで花見して手の込んだ料理食うてる間、家で待ってるムスメ何してるか考えろ。

  • 9年前に読んだときには、とっても素敵だなって思ったけど、今もう一度読んだら…。
    不倫の関係性にはそこまで感情移入出来なくて、ちょっと距離感がある感じだった。
    でも、世界観は好きです。

  • 2021年ゴールデンウィークに読んだ本。
    谷根千はかつて住んでいたので、知っているお店がいくつか出てきて懐かしい気持ちになった。
    しかし、何故不倫の話にしたのだろう。
    それが気になってしまう。

  • 途中で挫けそう

  • 主人公が道ならぬ恋をしているのが小川糸さんの著書としては意外な感じだった。
    彼女のエッセイを読み始めて以来、主人公の感じる感覚が著者のものであるのように感じてしまう。「動物園はあまり好きではない」とか。季節や昔ながらの行事を大事にする様とか。小川糸さんっぽい。
    春夏秋冬の谷根千を描いた物語なので、一緒にあの辺りをめぐっている気持ちになれる。話に出てきたご飯屋さんやカフェなど行ってみたくなった。今回も手作りの美味しそうな料理がたくさん出てきた。イッセイさんがとても粋な男の人で好き。

  • 喋々喃々 (ポプラ文庫)

    う~ん?アンティーク着物の栞とその客の春一郎の爽やかな大人の恋の物語♪ってレビューしたいけど、不倫ですよね?
    栞から春一郎の妻子への気遣い?後ろめたさ?が感じられず、春一郎に会えるウキウキな着物が爽やか過ぎて。
    所詮、不倫なんですよね!
    モヤっとして読了だなあ。

    #小川糸
    #蝶々喃々
    #読書倶楽部
    #読書好きな人と繋がりたい
    #小説好き

  • “喋々喃々”なんて言葉を初めて知った。
    四季折々のお酒とお料理。
    季節のうつろいを感じさせる着物の描写や町並み。
    栞と春一郎の静かで美しすぎる恋。
    こんなに風情のある小説は初めて読んだ。
    あまりにも文章が丁寧なので、ゆっくりと噛み締めるように読まなきゃもったいない物語だと思った。

  • 丁寧なラブストーリー

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著者プロフィール

作家。デビュー作『食堂かたつむり』が、大ベストセラーとなる。その他に、『喋々喃々』『にじいろガーデン』『サーカスの夜に』『ツバキ文具店』『キラキラ共和国』『ミ・ト・ン』『ライオンのおやつ』『とわの庭』など著書多数。

「2023年 『昨日のパスタ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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