真夜中のパン屋さん 午前1時の恋泥棒 (ポプラ文庫) (ポプラ文庫 お 7-2)

著者 : 大沼紀子

• ポプラ社 (2012年2月3日発売)

感想・レビュー・書評

[あおいさんの感想 · 2019年11月25日]

いい人に巡り会って絆が生まれていく。
ティーン向けとしてとても素敵なシリーズだと思いました。

[herbteaさんの感想 · 2019年6月14日]

サクサクと音を立てる焼きたてのクロワッサンが無性に食べたいです。今回もメインとなる弘基の元カノの話はかなり重いです。実は今回は読んでいて共感できずにイラッとしたりわざとらしいと思ってしまった部分がありました。でもストーリーが進むにつれ、誰もが少しずつ変わって前に進んでいっているのがわかるのが嬉しいです。誰にでも差し出せる傘を持つことは難しいけれど、必要な時にはきちんと傘を差しだせる人間でいたいと思います。それにしても、前作に続き変態班目氏がなんとも愛しい。彼がちゃんと幸せになるところを見届けなくては。

[うさぎさんの感想 · 2019年6月12日]

あぁもうまた泣いてしまった！最後のほうの佳乃と弘基との最後のやりとりや、クレさんと希実ちゃんとの会話が泣けた。 おもしろくて、あっという間に読んでしまった。班目氏とよぶのぞみんが可愛いと思った☆ マンガのようにサクサク読めて、情景が頭に浮かびやすい文体だなといつも感じます。 美和子さんと希実ちゃんの関係も気になります。 最後はちょっと、やっぱり、的な感じだったけど、まぁミステリとも違うし。この独特の世界観、好きです☆やっぱりクレさんは佐々木蔵之介さんでしょ⁈

[halfcat32さんの感想 · 2019年5月21日]

真夜中にだけ開く不思議なパン屋さん「ブランジェリークレバヤシ」に現れたのは、美人で妖しい恋泥棒―。謎だらけの彼女がもたらすのは、チョコレートのように甘くてほろ苦い事件だった…。不器用な人たちの、切なく愛おしい恋愛模様を描き出す“まよパン”シリーズ第2弾。

[kata86tさんの感想 · 2019年5月13日]

　夜の１１時に開店するブランジェリー・クレバヤシに中学時代に弘基に付き合っていたという佳乃が押しかけて来た。実際には双子の姉綾乃だった。結婚詐欺を働いている佳乃を心配して弘基に助けを求めて来たのだった。
　綾乃も、高層マンションからの覗きが趣味の変態斑目を騙しつつ物語が展開。
　佳乃は家族離散前の幸せの象徴であるマンション購入のための資金６千万円を貯めるために詐欺をしたが、被害者からストーカーまがいの追っかけをされていた。
　斑目がネットを通じて佳乃をおびき出し、ストーカーの前で弘基が結婚宣言をして撃退。その後佳乃は自首。
　バレンタインに希美がチョコレートを渡し、暮林とみんなで花見の約束をした場面で物語終了。

[ひきこもりさんの感想 · 2019年2月6日]

前回よりも感動した気がする。美和子が救ったものが続いているっていうのがいいなあと思った。
最後の希実がみんなといて楽しいっていうのにうるっときた。いろんな登場人物がいて、いろいろくらい部分を抱えてたりしてみんな何かを乗り越えて生きてるんだなあと思った。こんな風に人を救うパン屋さんが現実にあったら凄く楽しいだろうなあ。弘基の救い方にはびっくりした笑

[sky-readerさんの感想 · 2018年10月28日]

第2弾

深夜に開店するパン屋

今回は、美人で怪しい恋泥棒が登場

ブランジェリークレバヤシの新たな事件は・・

[ゆづきさんの感想 · 2018年10月17日]

メインで描かれているクロワッサンが特に美味しそうで、食べたくなる程。シュトレンも魅力的だった。

[のがままさんの感想 · 2018年10月12日]

1巻目を読んでから随分経ったけど、久々ほんわか暮林さんとイケメン短気？の弘基のコンビに和み度満載。
斑目さんの大活躍も面白かった。

[はるさんの感想 · 2018年10月7日]

読み終わるとき、優しい気持ちになる。温かいクロワッサンを両手で包むみたいな、幸せな気持ち。
今回は、詐欺とかストーカーとか、物騒な部分が多く、モヤモヤするところもあったけど、最後にはちゃんと丸く収める。暮林さんが持つ、柔らかさももちろんだけど、今回は弘基の強引さと意志の強さがかっこよかったな。
希実ちゃんの幸せも、今後もっと増えていきそう。次こそ、読みながら美味しいクロワッサンを食べられるように。美味しいパン屋さんを探してみよう。

著者プロフィール

1975年、岐阜県生まれ。2005年に「ゆくとし　くるとし」で第９回坊っちゃん文学賞大賞を受賞し、小説家としてデビュー。『真夜中のパン屋さん』で注目を集める。

「2019年 『路地裏のほたる食堂　3つの嘘』 で使われていた紹介文から引用しています。」