くるくるコンパス

著者 :
  • ポプラ社
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感想 : 63
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591129043

感想・レビュー・書評

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  • 京都修学旅行を抜け出して、大阪へ引っ越してしまった友達(女の子)に会いに行こうと計画する将棋部3人組の話。

    終わりはそれまでのドタバタから一変。「こうきたかー」と思いながら、
    思わず涙。

  • 2012/25

  • 昭和の大阪、梅田を中心とした御堂筋線沿いを、修学旅行から脱走した東京の男子中学生三人が、転校した幼なじみに再会したい一心でキタからミナミまで走り回る。この舞台のほとんどは、2010年頃からの梅田再開発ラッシュにより既に存在していない。それでも不思議なリアリティを感じさせる、大人には懐かしい、子どもには共感できるかできないかはっきり分かれそうな、どっちにしても今じゃもう随分遠い、四半世紀近くも前の、昔むかしの思い出語り。

  • 関西に転向してしまった幼馴染。
    そしてタイミングよく関西に修学旅行に行くことになる。
    ここぞとばかりに会いに行くことを計画。
    でも、土地勘がわからずコンパスを頼りに旅に出る・・・。

    会いたいがために無茶をする様。
    道中いろいろなハプニング。
    読みいってしまいました!

  • 修学旅行。良くも悪しくも様々な思い出があるが読み進めるにつれ色々な事を思い出した。物語は相変わらずのドタバタが有りつつ最後は想定の終わり方だったが相手は想定外だった。毎々物語の中はほのぼのな空気感があふれていて良かったな。

  • 中学生。将棋部。

  • 中学校の修学旅行を男子三人で抜け出して、おさ馴染みの女子に会いに出かける冒険話。

    スマフォや携帯電話のない国鉄時代に知らない土地に出かける時ってこうだったんだよなぁと懐かしくなる。

    最後の後日談がいい。この時の冒険が将来に繋がるコンパスになるという設定とネーミングが良かった。

    「あの匂い」って彼のことなのかな。

  • 1日で読み終えた。
    たぶん1時間もかかんなかったと思う。

    修学旅行の話で、中盤は結構どきどきした。
    なんかありがちなストーリーなのかもしれないけど
    楽しかった。早く修学旅行に行きたい(笑)

  • 良くも悪くもうまくいきすぎだけど、男子よく頑張ったね、というはなし。ティーンズ小説としては面白いと思う。携帯がなかった時代だからありえるはなし。

  • ケータイもスマホも普及していなく、ファミコンや新幹線0系が現役の「昭和」。
    京都への修学旅行を抜け出して、転校した部活仲間の女子に会いに行く、男子中学生3人の冒険譚。

    正直、「あり得ない」話だし、男子中学生メインなので、感情移入はできなかった。
    しかし、ラストはよかった。こういうオチ、好きだな。

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著者プロフィール

1971年東京生まれ。2004年、『ボーナス・トラック』で第16回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、デビュー。著書に『階段途中のビッグ・ノイズ』『いとみち』『陽だまりの彼女』等がある。

「2021年 『まれびとパレード』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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