くるくるコンパス

著者 :
  • ポプラ社
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本棚登録 : 255
感想 : 63
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591129043

感想・レビュー・書評

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  • 読みやすくて一気に読めました。
    面白かったけど、時間かけて本で読むより、1時間の単発ドラマとかでいいかなぁ…ってのが正直なところ。
    終わり方ももっとスパっと終わってたほうが、読後感がよかっただろうな。

  • 序盤は主人公にイライラさせられて読むのが苦痛でしたが段々と面白くなっていきました。

    それにしても不良めっちゃ怖い

  • 中学の修学旅行を題材にした作品。さえない将棋部の三人組カズト、シンヤ、ユーイチ。彼らは転校してしまった部活仲間に会うために修学旅行中にある計画を実行することに。後日談が凄く良い。読み終えた後心が温かくなりました。

  • 地図やコンパスを片手に、人に道を尋ねながら、見知らぬ土地を歩く十五歳。
    今やったらケータイやら何やら色々あるからこんな冒険にはならんやろな。
    不便は不便で楽しい思い出が出来る。

  • 今から25年ほど前、中学校の修学旅行で京都を訪れたイケてない男子3人組は、少し前に大阪に転校していった女の子に会いに、自由行動中の京都を抜け出して…。主人公のあまりの不甲斐なさにイライラさせられるのですが、終わりよければ…って事で。

  • ひいきにしている作家さんのお一人、越谷さんの新刊。
    とにかく青春ものを書かせたら、スカッと爽やかに面白い越谷さんなんですが、本作もThe 青春!って感じでした。

    学校でも目立たない中学生3人組が主人公。
    彼らは転校してしまった女の子に会うため、修学旅行を抜け出す冒険に出ます。

    僕自身も目立たない学生(今もですが……)で、かつ修学旅行が彼らと同じく京都・奈良だったので親近感が半端なかったです。
    でも、先生の監視を潜り抜けて自分たちの目的を達成させようとする行動力は、読んでいて「こいつらスゲー。自分とは違う……」と思うのでした。

  • 〈内容〉さえない中学将棋部の男子三人カズト、シンヤ、ユーイチは、転校してしまった部活仲間の佳織に会うために、京都行きの修学旅行を飛び出して大阪へ。恐ろしい体育教師や、非協力的な班の女子、不慣れな大阪の街…数々の困難を乗り越えて、たどりついた先には―?苦くて痛いような、甘酸っぱくてくすぐったいような、熱くて特別な、長い旅が始まる。

  • 大阪に転校した女友達に会うため、京都への修学旅行を抜け出した三人のイケてない中学生による冒険(?)青春小説。

    ひ弱で劣等感の塊のような彼ら三人。女子はなんだか大人っぽくなってくるし、理不尽な先生に対しては理屈でも体力でも敵わないし。いつも下をむいて唇を噛んでいるばかり。

    そんな彼らが大胆にも、修学旅行を抜け出す計画を立てたのだ。ケータイもスマホも無い時代だから、京都から大阪に行くだけでそれはもう大変。次から次へとトラブルが舞い込んでくる。悔しい思いもしたし、涙も流した。でも、それ以上に大切なものを手に入れる事ができた。

    あの時の冒険がなかったら、彼らの未来はまた別のものになっていたに違いない。
    今もあのコンパスは彼らの未来を指し示しているだろう。

    ちなみに、小生のコンパスは今もくるくる回り続けているようだ。

  • 【さえない中学将棋部の男子三人カズト、シンヤ、ユーイチは、転校してしまった部活仲間の佳織に会うために、京都行きの修学旅行を飛び出して大阪へ。恐ろしい体育教師や、非協力的な班の女子、不慣れな大阪の街…数々の困難を乗り越えて、たどりついた先には―?苦くて痛いような、甘酸っぱくてくすぐったいような、熱くて特別な、長い旅が始まる。】

  • 越谷さんの描くイケてない文化会系中高生男子が大好きだ!
    初恋、冒険、修学旅行、ときたらもうドキドキするなって方がムリってもんだ。
    冷や冷やしながらも全力で応援したくなる。がんばれがんばれ!
    ルールや規則にしばられている不自由さも、過ぎてしまえば守られている安心だと気づく。
    だけど今は目一杯楽しめ!がんばれがんばれ!
    もう、読んでる間ずっと楽しくて仕方なかった。

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著者プロフィール

1971年東京生まれ。2004年、『ボーナス・トラック』で第16回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、デビュー。著書に『階段途中のビッグ・ノイズ』『いとみち』『陽だまりの彼女』等がある。

「2021年 『まれびとパレード』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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