赤ちゃんのママが本当の気持ちをしゃべったら? (一般書)

  • ポプラ社
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591130049

感想・レビュー・書評

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  • 原題は、What Mothers Do especially when it looks like nothing。全く以てよく言ってくれました!な本だ。育児の辛さについて、自分の時間がないとか、パートナーに不満を感じるとか、一日中家にいていやだとか書かれているものはいくつか目にした。本書では主にお母さんが赤ちゃんと関わっている、名前のない行為について書かれている。お母さんが一日の大半を費やすその行為は、学びに満ち、不可欠であり、価値のあることであるにもかかわらず、名前がない。その結果、言葉にすると「今日は赤ちゃんと一日遊んでいただけ」となる。
    今までと全く違う時間ペースや価値観で動く世界に入ってしまったお母さんはひどく戸惑う。そしてその世界に適応していく。そんなお母さんたちの声を集め、解説していく。まさに今の自分に当てはまるコメントがいくつもあり、自分の今の苦しさを言語化してもらったよう。現代においてはほとんど人目に触れなくなってしまったお母さんたちの仕事が、世の中に理解され、自分も含め世の母親たちがより誇りをもって子育てできるようになることを祈る。

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