- Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591133965
感想・レビュー・書評
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どうしようもないんだけど、
ほっとけない。
気になる。
子供で、かわいらしい。
そんな素敵な男の人が出てきます。
読んだあと、暖かな気持ちになります。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
その日暮らしの叔父への憧れ。結婚式にも招いたが大波乱の祝辞あり。
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粋でいなせな叔父さんと僕の切ない物語。どうしようもなくダメだけど何故か憎めない叔父さんのキャラが秀逸過ぎ。泣けます。
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この作品では9歳で小学3年生だった「ぼく」の窮地を救ってくれた叔父さんのヒーロー仮面としての颯爽とした登場ぶりから思い出が始まる。
「ぼく」の成長と叔父さんとの男同士の係わり合いが、その後何十年にもわたって書き続けられていく、、、やがて、叔父さんは決してカッコいいヒーローじゃなく、生身の人間だということに気づくのだ。
そしてその後の事件が「ぼく」に与えた影響。叔父さんに対する自身の後悔と懺悔が、次第に顔をのぞかせて、、、やがて泣かせる。
40年にもわたる男同士の運命的な出会いと別れの物語だ。 -
タイトルが軽快。
そしてタイトルそのままのセリフを吐きながらおでこにピースがトレードマークの上原清治郎っていう男のノリも軽快。
神出鬼没で やることなすことぶっ飛んでいるからサックサク読めてしまう。
でもその「軽さ」の裏にはものすごい寂寥感が漂っているなっていうのが私の印象。
どの登場人物たちも世間では巧く生きにくい自分をひしひしと感じていて 戸惑っている。
共感出来る部分もあったけどなんだかこのまま終わってしまったら寂しいなと思いながら読み進めた。
ラストは少し救いがあったので良かった。 -
主人公・哲彦の前に「いよう!」といつもの挨拶で登場する叔父は、時にはヒーローのように、時には人生の落伍者のように、何度となく、哲彦の人生に深く関わってくる。
最初は文章に子供騙し感も覚えたが、徐々に気にならなくなり、それよりラストはどうなるのかとぐいぐい読み進んだ。
結果的に文章にも内容にも深みは無く、新鮮な驚きは得られなかったが、中学生位の子には読みやすいかも。 -
甥の目線からみた寅さんみたいな叔父さんの話。こういう人いる。ちょっと泣けた。
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フーテンの叔父と、甥の話。
軽い。
この著者の、もっと重い話が読みたいなぁ。