お任せ! 数学屋さん (一般書)

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著者 : 向井湘吾
  • ポプラ社 (2013年6月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591134948

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お任せ! 数学屋さん (一般書)の感想・レビュー・書評

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  • 私は高校のときに数学で躓きまして、子供がいるこの年になっても「数学赤点で留年の恐怖に恐れおののく」という悪夢を年に何度も見ます。
    それを克服するにはやはり数学を制するしかないと思い、NHKの高校数学を見たりいろいろ手を出している中、この本にめぐり合いました。
    計算用紙を用意して実際に出てきた数式を自分で解きながら読んでいましたが、いやーもう本当にダメ。まず満足に計算さえできない。
    作者の方はすごい経歴で、数学のプロと言って差し支えない方のようですが、割と丁寧に考え方が書かれていて、親切設計といえます。
    しかしそれでも私には苦しい場面がチラホラ。

    P105に出てきた数式
    (台形の土地を半分の面積に分けるとき、どこから線を引けばいいかを求める途中の過程)
    {45+(15n+45)}×AM÷2={(15n+45)+60}×MB÷2
    ただし AM:MB=n:1-n

    これらの式が導かれる過程はわかったのですが、答えがアッサリ書かれているだけで途中式がなかった。
    途中式なんて本当にただの作業・計算だから省かれているのでしょうけど『AM:MB=n:1-n』という比の部分をどう式に代入していくかでちょっと戸惑うレベルの馬鹿な私のために途中式も入れて欲しかったw 
    割とずらずら長い計算になり、何度か間違えてようやく合いました。

    ストーリーとしてはボーイミーツガールというか、割と典型的なお話なんですけど、あれほど数学大好きだった宙が最後で、数学を伸ばすには魅力的な「アメリカ行き」という環境よりも、遥の傍にいたいという正直な気持ちを吐露しているところにぐっと来ました。

    P283
    でも、僕はアメリカになんて行きたくない。
    本当は、君と一緒に数学屋を続けていたかったんだ。

    高校以降の数学、と言うか、数学の本質的な部分と言うのは、哲学や思想に近いものがあるという話をよく聞きます。
    思想や哲学なんて人の数だけ存在するから相容れない人はトコトン相容れないし、数学者同士でも相容れない。
    相手が何を考えているかわからない。
    これは数学者じゃない人同士でも良くあることで、それを自分にわかるように、相手にわかるように一生懸命考える。
    時に、出てきた答えに戸惑う。
    まさに数学は日常なんだと思います。

  • 正直、数学は苦手です。チンプンカンプンです。
    だけど、理系って響きに憧れる(笑)やっぱり数学とかできる人って凄いと思います。

    数学で世界を救えるのかどうかはわからないけど、なかなか可愛いお話しでした。
    宙君を追いかける遥ちゃん、素敵です。

  • これはメモ用紙と鉛筆を準備して、読まなきゃ!(*´∀`)♪とヤル気(?)満々で読み始めたけれど、必要無かった(^^;)「数学で世界を救う」と転校早々に宣言する中学二年生の宙くん(゜゜;)とりあえず数学でお悩み相談をする「数学屋」を開店♪それを手伝う隣の席の遥(^^)数式を使って数々のお悩みを解決!しかし恋愛不等式が出てきたのには驚いたなぁ(*^^*)

  • yー[x]=0
    何この青春素敵すぎるやん

  • 2016.4.26読破。
    ある転校生と数学屋を営むことになった遥。
    問題を解決していくにつれて…

    次作がどうなっていくのか、
    非常に楽しみ。
    来週あたりでも2巻図書館で借りてこよう。
    恋愛の不等式ってなんとなく
    いい響きやなあとおもいました。
    数学が好きな教科だったから
    難なく読み進むことができた。

  • 次女が面白いと読んでいた本。
    中学生が主人公の本。
    恋の話をからめつつ…楽しい本でした。

  • 書店で文庫化されているのを見て、気になってた作品。
    図書館で単行本を発見して、借りてきました。
    軽くて読みやすいのと、休みの日だったこともあり、1日で読了してしまいました。

    私は数学は苦手だけど、興味はある、程度の人です。
    だから、数学を題材にした小説があると読んでみたいと思っちゃいます(「数学ガール」は未読ですが、いつか読んでみたい)。
    この小説は「悩みを数学で解決」「数学で世界を救う」というところが気になり、一体どんな風に描かれるのだろう…と思っていました。

    お小遣いの貯め方やグラウンドの二等分あたりは、数学的なのですが、部員のやる気を出す方法や恋愛相談など、それって数学で解決できるの?ってことまで数学的考え方で解決策を導き出していて、面白かったです。
    特に恋愛不等式は割とお気に入り。

    提示した解決策の方法で、すっきり解決できてるわけでもない(グラウンドの二等分や部員のやる気の話など)あたりも、リアルな感じで良いかなと。
    実際は計算の通りにうまくいかないことって、現実には多いですからね(苦笑)。
    それでも、その解決策を提示したことによって、事態が好転してきてる、というのは、お話として読んでいて気持ちが良かったです。

    ただ、全体のストーリーについては幾分物足りなさを感じました。
    なんだろう…読みやすすぎるからかなぁ。
    続編も出てるようなので、機会があれば読んでみたいです。

  • 先に2を読んでしまってから読んだので、宙くんと遥の出会い、別れがこのようにしてあったのだとわかり、これを先に読めば2ももっと楽しめたのかなぁなんて思う。数学が大嫌いなので数式の箇所は多少読み飛ばしてしまったけれど面白く読めた。

  • 中学生〜高校生向けの数学小説.
    数学で世界を救うことを目標に数学屋を開き,学校の中でおこる様々な問題を数学で解決するというお話.そこに,おきまりの恋愛がからむ.

    ポプラ社小説新人賞の応募作ということで,まだ小説としてはもの足りない面もあるが,難しすぎない数学を上手に料理していることに感心した.

    恋愛不等式に感心した理系の人は「相対論的人生積分公式」もどうぞ.

  • 数学が苦手な中学二年生の遥の前に、不思議な転校生・宙がやってきた。「数学で世界を救うこと」が将来の夢だと語る彼は、ある日突然、どんな悩みでも、数学の力で必ず解決してくれるという、「数学屋」なる謎の店を教室内で開店する。はじめは遠巻きに見ていた遥も、店を手伝いはじめることに…。どんな相談事も華麗に解決していく二人だが、投書箱に届けられたある一通の悩み相談の手紙から、数学では解けそうにない「人の感情」という、超難問にぶつかることに。彼らは果たしてどんな答えを導くのか!? 数学嫌いも夢中にさせる、感動の青春数学小説。

    まさに青春だなあって感じでした。最後の急展開にドキドキ、うるうるしてしまったおっさんです。中学が舞台なので相談に使われる数学自体は難しいものではありませんでしたが、話の縦糸をなすのは素数定理やリーマン予想など難易度超高めです。そして何より爽やかで純粋な主役2人の恋愛が数学とみごとに溶け合って素敵なストーリーになっていました。青春数学恋愛小説、ぜひその後のストーリーも読みたいものです。

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