山手線探偵3: まわる各駅停車と消えた妖精の謎 (ポプラ文庫)

著者 :
  • ポプラ社
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  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591140321

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ最終作

  • シリーズ三作目。これで終わりになるのかな。お気に入りのシリーズだったので、寂しいです。シホが大きくなってからの話が出てほしいと思いましたが、そうなると霧村さんとミキミキさんの年齢が…。今回は、シホと霧村さんの出会いのきっかけとなった謎に関するお話。よくある都市伝説の小さなおっさんを題材にここまで話を広げられるとは。謎を解く鍵があちらこちらに散りばめられていて、読んでいて面白かったです。

  • 〇 トータル ★★★☆☆
    山手線探偵シリーズ最終作。誘拐事件とテロ事件がおこる。本格ミステリではなく,完全にサスペンスになっており,サプライズはないが,それなりに楽しめる。あくまでそれなりに…だが。シリーズの終わらせ方として,シホの前から霧村と三木が姿を消すというカタチをとっており、インパクトはある。トータルで見ると★3はいける。

    〇 サプライズ ☆☆☆☆☆ 0点
    シリーズ三作目までひっぱって来たシホから霧村が受けた依頼の正体が「ちいさいおっさん」探しであったことも含め,サプライズはほぼない。そもそも,本格ミステリではなく,サスペンスになっている。

    〇 熱中度 ★★☆☆☆ 2点
    滝川クラリスという少女の誘拐事件と,ちいさいおっさん=キチヲの捜索,キチヲの爆弾テロを成功させないための展開…とそれなりにがんばっている。そもそも読みやすく,短いので一気に最後まで読めるが,先がきになって仕方ないというほどではない。何かの拍子で,途中で読むのをやめたらそのままになりそうな作品

    〇 キャラクター ★★★☆☆ 4点
    山手線で結婚式をあげたエンジニア夫婦,ミキヲを捕まえるために集めた「やまたんヒーローズ」の面々など,ちょっとしたキャラクターでも結構,キャラがたっている。キャラクター作りはうまいと思う。

    〇 読後感 ★★☆☆☆ 2点
    シリーズ最終作で,シホの前から霧村と三木がいなくなってしまうという展開は,ややせつない。読後感はちょっと悪い。

    〇 インパクト ★★★☆☆ 3点
    やや安易なのだが,シホの前から霧村と三木が姿を消すという展開はインパクトに残る。シリーズを重ねてキャラクターに愛着が出ているからだろう。

    〇 希少価値 ★★☆☆☆ 4点
    電子書籍化はされていない。シリーズを重ねるにつれ,順調に人気を落としている。七尾与史が人気作家であれば,手に入れるチャンスはまだまだありそうだが,将来,人気がなくなってくれば,希少価値はあがりそう。

  • やっぱり読んでしまった第三弾、、小さいおっさんを捕まえられるか!?。シリーズ最高のスピード感と、ちょっといい話のエンディング♪。

  • おっさんの件は意外と納得させられた。

  • 小さなおじさんの謎。これで完結編なのかな。ほのぼのしてて面白かった。伏線分かりやすすぎだけど。いつかドラマ化しないかな。

  • 山手線探偵・霧村、小学6年生の助手・シホ、自称ミステリ作家のミキミキさんのシリーズ第三弾で最終巻。
    せっかくの最終巻なのに、なんか一番突拍子もない事件で、話に乗りきれなかった。うまく今までの出演者を出しているな、とは思いましたけどね。
    確かにシホは小学6年生だから、ずっと一緒にいるわけにはいかないんだろうけど・・・でも、もうちょっといろんな話を読みたかったなって思います。

  • 山手線の車内に現れるという名探偵・霧村雨、小学生の助手・シホと自称作家の三木幹夫の3人組が事件を解決する話。今回は、少女誘拐事件の依頼を受けるが、その事件からシホとの出会いとなった事件へと繋がっていく・・・

    おそらく最終巻です。
    シホとの出会いとなった事件が判明。
    しかし、その事件が山手線に現れたちいさいおっさんの妖精をみつけるという(^_^;)
    どうなることかと思ったらまさかの正体が!
    これでこの3人の活躍が見れないのは残念だな・・・

  •  やまたんシリーズも最終巻(?)の三巻目。

     その内容が毎度あまりに荒唐無稽すぎて前巻に何やってたか覚えてないのは七尾与史の本の特徴だと思う(のは俺だけか!?)。

     今回は山手線探偵、やまたん霧村に小学生のシホちゃんが助手になった理由から始まる。

     山手線のなかで身長10cmの小さいおっさんを目撃したことが助手になるきっかけだった。

     誘拐事件の解決に小さいおじさんが役立った、

     小さいおじさんがコーヒー豆を漁っていた、

     電化製品売り場のノートパソコンに小さいおじさんが腰かけていた。

     などなど、様々な場所で目撃情報が寄せられる。

     そして小さいおじさんは思いもよらぬ方向に、なんとテロ事件へとつながっていく。

     
     という毎度の荒唐無稽な内容は「死亡フラグが立ちました」シリーズと同様。

     そんなことあるあ…ねーよ!!

  • やまたん。
    山手線にいる探偵とランドセルしょった助手。
    自称ミステリ作家。
    シリーズ第三弾。
    シリーズ最終回でしたね。
    小さいおじさんの謎にせまる!
    って、確かに話に無理があるような気もしましたが、
    くだらなさと現実味のなさが、なんかツボで好きです。笑
    ライトな感じが読みやすいです。

著者プロフィール

1969年、静岡県生まれ。第8回『このミステリーがすごい! 』大賞・隠し玉として『死亡フラグが立ちました! 』(宝島社)で2010年デビュー。
他の著書に「ドS刑事」シリーズ(幻冬舎)、「山手線探偵」シリーズ(ポプラ社)、「バリ3探偵 圏内ちゃん」シリーズ(新潮社)など多数。

「2023年 『全裸刑事チャーリー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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