- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591142486
感想・レビュー・書評
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江戸川乱歩生誕120年記念オマージュ第2弾。今回は藤谷治氏の長編になります。表紙絵や挿絵はもちろんですが、この藤谷さんの文が当時の少年探偵団の文体そのままでなんだかとても嬉しいです。それでも探偵団の面々がスマホを操りインターネットを上手く使ったりすることで時代を越えてきたことがわかります。少年少女向けと意識して書かれているからでしょうか、ラストの展開まで含めてあっさり読めてしまい物足りない部分もありますがそれもシリーズらしさなのかもしれませんね。小路幸也さんのシリーズ第三弾も是非読みたいです。楽しみです。
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少年探偵団シリーズの文体や展開をよく模倣して非常にそれらしいだけでなく、微妙な笑いどころが細かく散りばめられている。そのおかげで心が純粋でなくなった大人にも、少年探偵団にリアルさを感じることができる仕組み。最終的にタイトル通りの大団円となり、かつて少年探偵団に憧れた往時の少年少女たちは満足感が味わえる一冊。
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【図書館】現代版少年探偵団なので、現代の技術が登場しながらも、レトロな雰囲気を醸し出している不思議さ。なんと裏表紙の少年はスマホを構えている。謎の男カクイにへんぷく湯…なるほどね。やっぱり明智先生と二十面相の対決はいいね。二十面相のファンのおにいさんGJ。なまの二十面相見れたのかな。
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設定が現代だから携帯もPCもDVDも登場して不思議な感じがしました。
新聞社に電話をかける時に緊張であわあわする井上君と冷静なノロちゃんが新鮮でした。二十面相が小林少年に「世界を美しくすつためなら、どんなことだってする」と語る内容が二十面相らしかったです。
ただ『、』が文中に多用されており、私にはやや読み難く思えました。 -
読み進めていくうちに
「乱歩が書いた?」
と思わせるほどの筆力がすごい!
でも、DVDやらブルーバックやら、携帯やらが出てくる辺り、現代だね。
文代さんの過去やエレベーターの下り、ラストは少年探偵団を読んで育った世代には感涙もの!
「思い続ければ夢は叶う」んだ! -
少年探偵団ぽい文体でスマホだのインターネットだの出てくるおかしみ。
挿絵もこのテイストでパソコン覗き込んでる場面とか(笑)
あと奥付にちゃんと検印が! -
そこそこ面白かった。
雰囲気をだしながら、どこかかる~い感じがするのは、アンソロジーの時の作品を思えば、この作者の持ち味なんだろうな。
フジツボ・ムサオだって。
そしてなぜに豆乳ドーナツ?
現代に置き換えているのに、もとの戦後イメージがあるから、変な感じがしてしまうだよね、
どうしようもないのかなあ。 -
図書館より。
サラッと読了。
大人でも少年探偵団に入れるなら!入りたいな。 -
灰色の紳士カクイ。呪われた美しい首飾り。われらの少年探偵団。藤谷治が描く江戸川乱歩生誕120年記念オマージュ第二弾登場!