(049)専業主婦になりたい女たち (ポプラ新書)

著者 :
  • ポプラ社
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591142523

感想・レビュー・書評

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  • 日本は、男性より女性の方が幸福度が高いという統計があると聞いたことがあるが、女性にとっても生きにくい世の中になってきているんだなあという感想。
    雇用機会均等法以降、働くって結構大変というのが女性にもよく理解され、夫と仲良くさえできれば、一生働かずに、特に子供が大きくなってからはのんびりできるなら、その方がいいやって多くの人がわかってきたということかな。ただ、それはわかってはきたんだけれど、昔みたいに稼ぎのいい男が減ったせいで、専業主婦になって働かないことは超贅沢という時代になったことが、あまりわかっていないということかもしれない。

  • 読んで納得。
    婚活女子の、「専業主婦になりたいから、年収600万はほしい」という条件も、
    世の独身男性の「結婚したら出来れば夕飯どきは家にいてほしいが、相手にはゆるく働いて、300万くらいは稼いでほしい」も、
    どちらもファンタジーだということが良く分かった。
    手に職つけよ…

  • タイトルと内容がやや解離している印象。
    専業主婦になりたい層よりも,専業主婦の実態に焦点?

  • 専業主婦が犠牲にしているのは「時間財」。それによって、再就職の機会も稼ぐ機会もどれだけ奪われているか気付かされる。
    「男や企業は全く変わらず『女性だけ活躍してね』はあまりに虫がいい話です」と。その通りだー!

    専業主婦になりたいというのがいかにファンタジーかよく分かる。途中に書かれている男性の座談会には苦笑するばかり。男も女も存在しない理想論を並べているだけなんですな。

  • 主張したいことは理解でき、同感ではある。
    論拠が乏しいため、納得はできなかった。

  • 専業主婦として誰かに養ってもらうことのリスクの高さを改めて感じた。夫のリストラ・離婚・給料カット・夫の性格(養っているアピール)など、様々なリスクを抱えながらひたすら堪え忍ぶの事に恐ろしさすら感じる。
    「専業主婦の娘は、母を見て専業主婦に憧れる」(=専業主婦遺伝子)とあるが、時代の違いを理解して、その夢は捨てないといけないのだろう。私自身もそうであるが、早めに目が覚めて良かったと思う。細々とでも働き続けたい。

  • 考えとしては一理あるが、例が極端。
    でも自分の結婚観とか、家族を考えるいい機会を与えてくれる本だと思う。

  • 食ってくには当たり前やろ

  • 現在自分は大学生で、将来のライフプランについて悩むことも多かったので、この本はそれを考える上でいい判断材料になったかな。私は専業主婦にはなりたくないと思っているが、それは経済的基盤を持っておきたい、夫婦の力関係の差を生みたくない、家事・育児以外に仕事にやりがいを見出したいという理由から。でも、結婚はしたいし、子供も欲しい。著書は専業主婦の危険性について描いていたが、働きながら家事・育児もこなすのも並大抵のことではないと思う。どうしていくのがいいか、将来は暗いが、色々考えていきたいなと感じた。

  • 今の時代、専業主婦やパート主婦を希望する女性って少ないよなあって思っていたのに、以外と多くて。
    理由が知りたく、ついつい手に取ってしまい、一気読み(笑)。
    女性が働きやすい社会に、日本はなるんでしょうかねぇ。

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著者プロフィール

相模女子大学大学院特任教授、昭和女子大学客員教授、ジャーナリスト、作家。慶應義塾大学文学部社会学専攻卒。中央大学ビジネススクール戦略経営研究科専門職学位課程修了。住友商事、外資系金融などを経て著述業に。少子化、ダイバーシティ、働き方改革、ジェンダー、ライフキャリアなどをテーマに著作、講演活動を行う一方、「働き方改革実現会議」「男女共同参画会議 重点方針専門調査会」など多数の政府の委員を歴任。著書に『ハラスメントの境界線』(中公新書ラクレ)、『働かないおじさんが御社をダメにする』(PHP新書)など。

「2023年 『いいね! ボタンを押す前に』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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