ギガントマキア (ジェッツコミックス)

著者 :
  • 白泉社
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感想 : 47
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592140016

作品紹介・あらすじ

数億年に一度繰り返される地球規模の大災厄の彼方。
その変わり果てた世界を舞台に語られる生命群の激突。
神話の巨人を擁する帝国に、ただ一組の男女が挑む。
男の名は「泥労守(ルビ・デロス)」、女の名は「風炉芽(ルビ・プロメ)」。
彼らの目的と、この世界の成り立ちとは…?
圧倒的な想像力と筆力で描かれたSFロマン開幕!!
2014年7月刊。

感想・レビュー・書評

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  • 『ベルセルク』の三浦健太郎氏の作品。
    ダークファンタジーのようなSFのような世界観×プロレスもの(!?)

    主人公、泥労守(デロス)と彼と契約している謎の美少女、風炉芽(プロメ)。彼らは砂漠をある目的のために旅していた。そこで砂漠の騎甲虫(きちゅう)民族と遭遇。拘束される。人族(ヒュー)の泥労守は亜人族(ミュー)の騎甲虫民族の天敵。すぐ殺してしまうのは惜しいと一族随一の戦士、雄軍(オグン)と命を懸けた戦いをすることになる、、、。

    泥労守の戦い方がまんまプロレス。派手なプロレス技が決まると気持ちいい。バックドロップとか踵落としとか。
    泥労守と風炉芽の関係、、、熱く真っ直ぐな主人公と不遜な態度の美少女、、、のコンビも鉄板。
    出てくる敵も安定のきもかっこよさ。

  •  ダークな世界観の中の王道中の王道みたいな主人公がめっちゃかっこよかったです。

     なんか見たことある絵の気がしたら、ベルセルク描かれてる先生の昨日やったとは!プロレスお好きなんかな...?

  • 作画が超リッチな進撃の巨人がプロレスで戦うみたいな漫画……。クソ面白い。幼女ヒロインがバフ効果ある放尿をします。
    未来の地球では行き残った生物がことごとく巨大化して生存を賭けた戦争をしている、みたいな話で、その中でも特に巨人をぶっつぶしていく人間。かなり濃厚な世界観に支えられているので、これも続きが読みたくなるけど無理だろうな……。

  • やっぱり書き込みが半端じゃ無いなぁ。
    ベルセルク終わらせてから←ここ重要
    続きが読みたいです。

  • 見たことがあるようでどこにも無い「ベルセルク」に対し、見たことないようで、ありものを継ぎはぎしている感。造形の変わらぬ圧倒的な力に比しての設定・シナリオの陳腐さには既視感がある。これは曽田正人「テンプリズム」を観た時に感じたもの。何か、脚本にコネのようなものをねじ込む風潮が始まってやいませんかと危惧。1巻で終わるのであれば、息抜きには良いのかな。
    世界観にナウシカ、格闘にシグルイ(刃牙?)、さらに進撃の巨人か、細かく見ればもっとありそう。

  • 巨人戦争(ギガント・マキア)開始!
    正しいSFファンタジー、そして冒険。

    物凄く読み応えのある1冊です。
    (恐らく)数億年後の世界を舞台に、巨大な化け物や亜人種、そして巨人が闊歩する変わり果てた大地を旅する主人公達。
    彼らが出会う亜人とその文化の驚異。そして戦い。
    どんなに違う外見や生活を持つ相手でも、通じるものがある。言葉よりも雄弁に語る技と心がある。
    シンプルですが、熱い肉体言語に心が震えます。

    …っていうか、いきなりプロレス("烈爽(レッソー)")とか予想外過ぎて笑ったw
    でも、亜人(甲虫の外骨格を有する種族)より肉体的に劣る人間が戦うには、関節技か投げが有効という発想は納得がいきます。そして「強さを見せつける」にはプロレスはもってこいだと。


    …思ってたら、プロレスはここだけにとどまらなかったのですがw

    そしてクライマックス。
    まさかの変身。そしてスケールの増した戦い。
    まず変身シーケンスが超燃える。そして戦闘シーンの巨大である事の迫力と説得力を備えた絵。これこそ正しい巨大な者達の戦いですよ。
    大味ではなく、圧倒的な迫力を感じられるのが、実に凄いなぁと。


    出来れば続きが読みたい作品。
    でもベルセルクもあるしねぇ…。1年に1冊、1話でもいいからやってくれたら嬉しい限りです。

  • 『ベルセルク』の三浦さんによる新たな創世神話、でしょうか。
    ジャンル的には遠未来SFになるんですかね。

    ベースには、ギリシャ神話のタイタン族との戦いがあると思いますが、、
    エッセンスは、ナウシカ、砂の惑星、進撃の巨人、ガイバーの辺りも。

    主人公はプロレスラー、相方は世界の秘密を握る美少女(アンドロイド?)と、
    著者さん自身の趣味が、かなり入っている気も。

    世界が一巡りして再構築している、そんな伏線もありそうですが、さて。
    ナンバリングされてないのですが、続編も期待してしまいますね~

  • 全1巻

  • 面白いけど、ベルセルク進めてくれい

  • 巨人戦争 見上げ癒されるがよい 生物の口腔だ 粗忽者だ 群集心理が働いている 積年の怨讐 感情のベクトル方向性が変化している 殺意が転じてある種の敬畏すら抱かれている様だ 選択せよ過去の怨讐か未来の福音か選べ

  • コミック

  • 世界観も絵も最高に上手いのに1冊で最後っぽいのがおしい。もっと続きが見たい。

  • 最初見た時に真っ先に出てきた感想が「いや、ちょ……先生……そんなん描いて遊んでないで、早く『ベルセルク』の新刊出してよぉ……」という私もどうかと思いますが、購入して本日読了です。

    内容ですが、いい意味でヒドいwww

    どこのヤンキーだよってくらいキラキラしたネームセンスとか、風炉芽の残念幼女っぷりとか、泥労守の格闘スタイルがまさかのプロレスとか……ギリシャ神話引きずりつつ、「人外と協力する」って辺りはどこか千年王国編前っぽい感じもするし……

    すごいイキイキした顔で描いている顔が思い浮かぶなぁ。ちょっと先生、個人的に好きなものを詰め込み過ぎてやしません?(笑)

    お話としては、憎しみを超えて本当の意味での平和、共生、繁栄ということを考えている、意欲的な、大変いい作品です。続編あったら期待しちゃいますね。でもその前に『ベルセルク』の新刊出してください。

    ……一応、読み切りなんでしょうか。読み切りなんですよね。

    続編ありそうな予感がするんだよなぁ。。。

  • 素直に面白かった。ベルセルクはちゃんと読んだことが無かったが書き込みが圧倒的でとても素晴らしいと感じました。圧倒的スケールで描かれるプロレスバトルはとても見ものですね

  • 20150812読了。
    ベルセルクの作者が贈る読みきりもの。
    ベルセルクを読んだことがないので比較できませんが、書き込みがすごく丁寧な作品だなと感じました。あとプロレス好き?
    時期的なものかどうしても進撃と比べたくなるのがもったいないというか。でも世界観は違いますし、もし続くなら読んでみたい作品です。

  • そうか、「ベルセルク」の人ですね。キチンした世界観を持っているし緻密な描写も一流だけど情報過多な分疲れるほうが強い。好みの問題です。このマンガがすごい!'15 7位。

  • 「ベルセルク」作者による読み切り作品。
    まさかのプロレスネタ!
    作者が描きたいものを描いたというのが伝わってとても良かったと思います。

  • 発売当時「2014年の代表といえる漫画だ!」みたいなレビューを複数見かけたことで期待しすぎていたんだろうか。
    絵が綺麗な以外は普通の…というか色んな方面のベタを繋ぎあわせたような漫画だった。

  • がっつりSFやってくれてます。
    Fはファンタジーの意味も大いに含めてしまってください。
    文明崩壊後の世界。侵略する巨人。旅する少女と守護の戦士。ちらほら覗くエロス。そして、日本人最大最高のファンタジーである、プロレスラー。
    ぐつぐつ煮えたぎる精神がありますね。
    シンプルにして壮大なファンタジー。

    いいです。
    ベルセルクは、深淵へともぐりこんでいって、課せられる圧力が物語の熱量になっています。
    こちらは、放出発散されるものが、物語の熱量になっています。

    ベルセルク書いてくれよ、と大いに感じながらも満足してしまう始末。
    困ったもんだ。

  • 『ベルセルク』の三浦建太郎が描く異世界ファンタジー。
    現代の文明が崩壊した後(数億年後?)、大災厄を経て変わり果てた世界が舞台。“巨人”(ナウシカの巨神兵的なイメージ)を擁する帝国に挑む青年・泥労守(ルビ・デロス)と少女・風炉芽(ルビ・プロメ)の道中を描く。
    文明崩壊後の世界という異世界ファンタジーなんだけど、主人公はレスラーで必殺技はプロレス技だし、いざとなったらロボット合体するし、『ベルセルク』よりもポップで明るい雰囲気。続きが読みたい!

  • レトロなメカメカしさが満載の『レイチェル・ダイアル』(皿池篤志)とは、真逆とも言えるほど毛色の違う作品ではあるが、この作品もまた、少年の心を捨てきれずに育った男の漫画読みを熱くしてくれるコト間違いなし
    だって、ファンタジー世界で、主人公が巨大化して、バトルの極め技がプロレス技ですよ!?
    世の八割の男性が興奮するでしょ!!
    主人公の泥労守(デロス)が、女性の読み手に受けの良さそうな、線は細いけど実は強い爽やか系の青年などでなく、ともかく武骨で筋骨隆々、気持ちが良いくらいに性根が不器用で真っ直ぐなのだ。好感を持つな、と言うのが無理だろう。正味、私の好みでないのだけど、彼なら「兄貴」と慕ってもイイ
    そんな彼の同行者である、謎の力を持つ美少女・風炉芽さん、彼女が能力も性格も不思議系で、ストーリーを刺激的にしてくれるイイ味を出しているのだ
    私が最も、この作品に震えた理由は、やはり、肉弾戦のリアルさ、そして、作中に登場する技の漢字表記である!!
    帯のコメントを読んで、ほとんどの漫画読みが、「三浦先生、根っからの漫画家だなぁ」と嬉しくなったに違いない
    迫力ある巨人戦争のシーン、ここが特に、この『ギガントマキア』の読み所であろうが、私としては闘技場での泥労守vs雄軍を推したい。男は姿形、人種こそ違えど、拳を交える事でお互いの強さ、信念を感じ取れる、その真理を荒々しく、堂々と描ける漫画家は数少ない
    類を見ない長編連載である『ベルセルク』も質の良い作品である、そう思う一方で、この『ギガントマキア』の続きを描いてください、三浦先生、と懇願っているのは私だけじゃないはずだ

  • これは予想外に面白かった。ガチムチレスラーと幼女が旅をする話かと思いきや突然の合体変身、ウルトラマンになって巨人と格闘を始めおった。まさかこんな話だったとは

    ロケット射出して空へ飛び上がったとこは笑った。豪快な殴り合いと作画は見応え充分

  • 『続刊がでないとしてもこの巻だけで十分楽しめた』

    主役であるデロスもプロメも感情の動きが素直で読んでいて面白く、気持ちがいいです。
    世界感も遠未来ものとして奇天烈な生物が出てきたりして興味深くもあります。
    物語自体はこれからも続けれそうな終わり方でした。
    けれど、この巻だけで終わっても中途半端さをあまり感じさせない綺麗な形で終わっています。
    個人的には続刊が出るのか出ないのか?とやきもきさせる作りでない所も好感を持ちました。

  • ベルセルクの著者「三浦建太郎」さんのマンガ。

    大きな身体と優しい心を持つ主人公「泥労守(デロス)」と謎の少女「風炉芽(ブロメ)」の物語。

    背景の描き込みも凄いが、戦闘シーンが圧巻。プロレス技で相手を倒す所のみ読んでほしい。

  • 幼女のおしっこで復活するプロレスラーが主役の異世界ロボット格闘技漫画

  • 三浦建太郎氏の新作。
    巨人ファンタジー物。最近の作風の大雑把さが目につき、残念感。

    感想としては「ベルセルクはどうした?」

  • 幼女妖精さんがとにかく可愛かった。面白いけど、やっぱベルセルク進めてください…

  • 風の谷のナウシカみたいな話かと思ったら肉弾戦(プロレス)だったっス!と思ったら怪物大戦争というかスーパーロボット同士の肉弾戦(プロレス)だったっス!
    相変わらず作者は幼女が好きなんだな……
    卓越した画力とSFらしき設定でなんとなくシリアスっぽいがこれはギャグ漫画かもしれない。
    一つの作品として見た場合はとても面白いけど、ベルセルクはどうするんだよ!!という気持ちでいっぱい。

  • 現在からおそらく数億年後、大災厄を経て変わり果てた世界が舞台。“巨人”を擁する帝国に挑む青年・泥労守(ルビ・デロス)と少女・風炉芽(ルビ・プロメ)の旅を描くファンタジー。設定はまぁ、要するにナウシカな世界という認識かと。三浦先生の圧倒的画力はナウシカ原作とも通じるところがあるので、雰囲気は似てます。「こんな新作書いてないでベルセルクの方を頼むよ」と思ってましたが、面白い!短編として非常に完成度の高い作品です。ベルセルクが終わったらこれを長期連載したらいいじゃんよ(-▽-)

  • ギリシャ神話+生体科学+プロレス愛!!といった感じの内容。世界が一周まわって太古のティターノーマキアーにまでさかのぼってしまったお話というところ?
    私はベルセルクは未読なのですが三浦さんの知識の豊富さと歴史愛とプロレス愛にひどく感動しました。そのうち余裕ができたらベルセルクも読みたい!!
    プロレスの歴史に基づく泥炉守の人間像が好きだな。風炉芽とのやりとりも最高です!!

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