- Amazon.co.jp ・マンガ (235ページ)
- / ISBN・EAN: 9784592145479
感想・レビュー・書評
-
とうとう幕末まできましたね。
13巻は少しだけ明るい気がする。
瀧山・阿部正弘といういいキャラが将軍の周りをかためているせいか。
もちろん性にまつわる陰惨さは、これまで通り容赦なく盛り込んであるけれど。
瀧山の「ひどい境遇を体験しましたが、それが何か?」という強さが爽快。
いよいよ篤姫登場で、有名史実をどう料理して見せてくれるのか楽しみ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
家康が人質になった際、共に送られたという家臣の阿部家の挿話から幕を開けるこの巻は、男名を持って女当主となった阿部正弘が中心となる。男が表舞台に出ることで軋轢があちこちで見られるようになった中、後の女将軍家定に降りかかる残酷な苦難の数々、意外な登場を見せる最後の大奥総取締瀧山、そして薩摩からやって来る家定の婿と言えば…と盛り沢山な展開でクライマックスへ向かう。これまで登場した側用人・御用人と同様に個性が強い正弘はかなり魅力的。彼女のような政治家が現代にもいてほしいな。
-
とうとう時代は激動の幕末へ。
阿倍正弘は幕政の改革を押し進め、瀧山は大奥総取締役として家定を守るために身を粉にして勤める。
そしてとうとう、「篤姫」の登場。
大奥の最後を彩る人物たちが顔を揃え始めた今回。昔見たNHK大河ドラマの「篤姫」を思いだしつつ、幕臣たちの目論み、島津の画策、「篤姫」の動向、そしていずれ出てくる「皇女和宮」。どのように大奥の終焉を描くのか楽しみ。
あ、そういえば、大奥の黒木さんは、あの黒木さんの子孫ですかね?(笑)瀧山とかかわってくるのかなあ。 -
阿部正弘一代記のような13巻。
ペリー来航。日米和親条約締結。家定将軍就任。篤姫登場。
舞台は整ったかな。
激動の幕末。家定。篤姫。正弘。瀧山。
彼、彼女たちの関係が、外国や雄藩の思惑にどう翻弄されていくのか。手綱をどう取ろうとするのか。
いや、楽しみだわ。 -
文化文政時代赤面疱瘡が克服された為男子が急増し俄かに豊かになった江戸庶民の家に元々は京都の文化であった雛飾りが飾られるようになる 詳しい意味は分かりませぬ異国を打ち払えという意味だというくらいしか 国中が現実から目を背けて攘夷という夢に酔っておるようです 正弘が長崎に創設した海軍伝習所は後の明治政府の海軍の基礎となった_阿部正弘に才能を見出された勝海舟もこの海軍伝習所で三年間研鑽を積む事になる
-
阿部正弘登場。有能だが、普通っぽいところがいい。そして、本作を、ラストまで導く瀧山も。
-
表紙は、瀧山と阿部正弘。
ラストで篤姫登場。