北走新選組 (花とゆめCOMICS)

著者 :
  • 白泉社
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感想 : 221
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  • Amazon.co.jp ・マンガ
  • / ISBN・EAN: 9784592188100

感想・レビュー・書評

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  • 「オトメン」で有名な作者の新選組作品。野村利三郎、相馬主計、土方歳三の3作が収録されています。
    少女漫画家の描く新選組ものと聞き、正直、期待と不安が入り混じっていましたが、これは!少年漫画に比べれば戦いの描写は確かに迫力に欠けますが、もともとストーリー重視の話と作風なので気になりません。
    それぞれのタイトルに碧(あお)、緋、白が冠されていますが、野村の碧は中国の故事の碧血(へっけつ)から。3人の男の生と死の物語ですが、中でも私は野村!「野村ァッー!!」と土方ならずとも心で叫んでしまいました。最期の別れの場面、思い出しても涙が出そうです。

  • 数ある新撰組の漫画でも、これは私の中で常に上位ランキングされてます。知る人も少ないであろう新撰組の終焉前後を選ぶあたりに作者の新撰組への愛が込められてますね。鬼副長ではなく、1人の武士として最期まであり続けた姿に涙。

  • とにかく感動で涙が止まらない。

    真の武士となるべく戦った野村利三郎。
    新選組最後の隊長として、全ての責を負った相馬主計。
    新選組の為に生きた土方歳三。

    それぞれに新選組への思いがあり、義があった。
    新選組好きな人には絶対に読んで欲しい一冊だと思う。

  • 絶頂期の新選組ではなく、鳥羽伏見以降の新選組を最後の局長相馬や野村の目を通して、土方さんの姿や新選組の在り方を描く。
    土方さんも良かったけど、相馬の最期も泣けた。

  • 少女マンガでは珍しく、京都時代ではない新選組を描いています。
    沖田も近藤も出てこない新選組。
    ひたすらに土方に焦点がしぼられつつ、相馬主計(「散る緋」)や野村利三郎(「碧に還る」)など北に上り活躍した隊士たちの生き様が描かれます。

    ひとつひとつが短編読みきりで、一作一作のまとまりがあり、
    「なぜ戦うのか」哲学的な部分も盛り込みつつ、一貫性があります。
    作品のクオリティは高い!ただ、短編なので、詰め込みすぎというか…ずいぶん駆け足だなあとは思わずにはいられないことは確か。

    「碧に還る」は、4年前、何気なく行った北海道旅行@函館で見た「碧血碑」にはこんな意味があったのか…とすごく感慨深かったです。(当時は全く幕末や戊辰戦争に興味が無く通り過ぎただけ)

    絵は綺麗で細過ぎで、歳さんの生命力無さそうな容貌に驚き「え?コレが歳さん!?」「これが新選組かよ!?」みたいな感は否めませんが。。。

    オススメだーい。

  • 土方さんがすごく繊細で綺麗。箱館の話なのでストーリーは切ない。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「箱館の話なので」
      と、聞くと読み切れるかなぁ~
      でも絵が丁寧そうで気になります。。。
      「箱館の話なので」
      と、聞くと読み切れるかなぁ~
      でも絵が丁寧そうで気になります。。。
      2012/06/21
  • 新撰組が箱館に流れてからの短編3遍。
    しかし、主人公が野村利三郎と相馬主計ってまたマニアックな……。

  • 生きてくれ。

    絵はそんなに好みではないのですが、読者を大切にした愛に溢れた新選組コミックでした。

  • Amazonで一番評価の高い新撰組に関する漫画なので購入。本書は、近藤死亡後の北進し北海道で破れ散る新撰組を、野村利三郎、新撰組の後始末をした相馬主計、土方の目を通じて描く。ストーリーもよく出てきており、評判のよいのはむべなるかな。でも、入り込めなかったのは、新撰組に少女漫画の絵柄は個人的に違和感があることと、そもそも論として、自分が新撰組や新撰組的価値観が嫌いだということに原因があろう(ただ、土方が立派なのは北走後という点は作者に同感)。

  • 新選組のお話。
    土方、相馬、野村の3つのお話。
    どれも泣けるけど、相馬のお話が一番泣けた。

  • 土方歳三ファンとしては鳥羽伏見後がいちばん燃えるところですよね!というのがとても共感。
    土方さんがずっと美しくて、土方ファンのための1冊です。創作はほぼないけど美しくまとまってる。

  • 中学の頃に好きで、ひさしぶりに取り出して読みました。
    最近函館へ旅行へ行ったので、実感がつかみやすくてよかった。そして愛されている土方さまの最期はどのパターンを読んでも泣ける。かっこよすぎでしょう。どこからそんな想いやパワーが溢れてくるのか・・。
    刀の握り方や置く方向が気になってしまうのは仕方ないですかね。笑。

  • 黒髪でない新選組隊士が出てくる漫画ってちょっと苦手なのですが、不思議とこの作品は抵抗なく読めました。
    北走の副長は「柔和になった」とも「童心にかえった」とも言えるような…………すごくかわいいです(笑)
    この方の描く京都時代の副長も見てみたいので別の作品も読んでみようと思います。

  • 今まで読んだ新撰組の話の中で一番美しかったです。
    作者の愛もすごく伝わる。

  • 「絵がとてもきれいな作家の新撰組のお話」ということで、すごく期待して手に取りました。
    そのためか、なんか…うん?という感想です。
    やはりアクション作品だとこの方の線の細い絵柄だと栄えないし、なによりも大切な攻撃しているシーンの絵柄が小さいので、戦争の印象が薄く、切り絵で表現されている…2Dだなと思いました。
    落とすところもお笑いも少なく、史実に忠実にしたのか漫画として面白みがなかったです。資料漫画を描きたかったのでしょうか。
    こういうのだったら、もっと長く重厚に勝負に出てほしかったです。

  • オトメンとは真逆なシリアスもの。
    絵はすごく上手なので迫力あります。

    オトメン読みなおそうかな。
    私には時代ものは重いのです。。。

  • 函館新選組入門漫画としては最適v美しく、儚い土方さんと周りの男たちの絆にとても惹かれるものがあります

  • 土方さんが好きで好きで、手に取った漫画。鳥羽伏見以降の新撰組の活躍を描いたもので、本当に切ない。ただただ切ないけれど、儚い中に得られるものがあった気がする。真実はどんなであるか分からないけれど、素敵な解釈だと思う。そして絵がきれい!

  • とにかく土方さんが美しい。

    鳥羽伏見以降の新撰組の儚さというか切なさというかそういうものが好きなので、これはハマりました。

    そして大鳥さんは癒し。

  • 新選組系の漫画。鳥羽伏見以降を題材にしている珍しい漫画。
    新選組の最後の煌めきを美しく描いていて本当に切なくて感動的。
    近藤さんが亡くなった後の土方さんの心情の変化を丁寧に描いてると思う。

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