- Amazon.co.jp ・マンガ (173ページ)
- / ISBN・EAN: 9784592188827
感想・レビュー・書評
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名作。本棚を整頓しても必ず取り易い場所に置いている、大好きな作品。読むたび映画を観ているような感覚になり、ページを捲る手を途中で止められない。
人間や人工知性や科学についても考えさせられるけど、ドラマとしての部分がすごく面白い話。
大型本の完成度があまりに高いから、満足しきっていて完全版が出てるのを知らなかった…
完全版は5巻構成になり、2・3・4巻末に大型本未収録の番外編がひとつずつ。個人的に好きなネイトが深掘りされていて良かった。3巻のプロットノートの著者による解説も興味深かった。
あと、これは実際比較してビックリしたのだけど、コマの背景に大幅な加筆修正が入ってブラッシュアップされている。人物の表情にもほんの少しだけど手入れや修正がされている。映画のリマスター版みたいだな〜詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2021年、第三次大戦後の荒廃した世界が舞台。少女と傭兵とサイバノイドは「飢えも戦いもない」という幻の科学都市、OZを目指すが…?全5巻。
巻数は少なくても内容はしっかりしていて、まさに理想的な漫画でした。1990年代の作品なので15年以上は経っているのですが、今読んでも文句なしに面白いです。
どのキャラも魅力的ですが、特に主人公のムトーはかっこよかった…!チャランポランなのに、どこか律儀。実力があるのに、下士官止まり。10代に見えるけど、実は22歳なムトー軍曹。そんなアンバランスなところが彼の魅力です。 -
3巻で完結だと思って(書店にそれだけしかなかったので)買ったら実は5巻完結で、一部品切れだったという……。なのでこの版で3巻まで読んで、残りはジェッツコミックス版を図書館で借りて補完したわけ。ああ最後まで読めてよかった……。
すっごいカッコイイ。面白い。最後まで読んで最初から読み返してみたら、メインキャラクターの変貌ぶりにびっくりする。読んでる途中は自然に感じたのにな。それくらいキャラクターが徐々に変化していく様子が丁寧に描かれてたり、要所要所のエピソードが痺れるかっこよさだったりするんだが(1024とネイトはいいね~)、基本プロットが1本ぴしっと通ってて、終盤に伏線が回収されておーっと思ったりする。
こんど舞台になるみたいだし、コミックスの増刷を…お願いします白泉社様。
ロボットの技術も進歩したし、冷戦は終わった。それでも「人間ってなんだ」とは今も問い続けられていて答えはたぶんそう簡単に出ない。
「人間に近づく事とは…より不完全なものへとなっていく事なのでしょうか…」1019が言う場面は印象的。まさに正鵠を得ているのかも。
男も女も機械も無造作にタラしこむ童顔軍人・ムトーのキャラ造形はほんとちょっとズルイ。作中、私はヴィアンカに共感する点が多々ありましたねえ(笑)。世が世なら彼女がいちばん幸せになれるタイプなのに、戦国時代に生まれたばっかりに。 -
ムトウすき…
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私の漫画史に衝撃と変革をもたらした作品。出逢えた幸運に大感謝。
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小学生で読んだ作品。
樹なつみを集めたくて完全版で購入。
十何年振りに読み返したがやっぱり面白い!! -
オズの魔法使いにそれとなくなぞらえた登場人物。少女漫画ですが立派なSFもの。お薦めしたい。機械と心、少女と傭兵。
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「花咲ける青少年」の方が好きだなー。