- Amazon.co.jp ・マンガ (168ページ)
- / ISBN・EAN: 9784592193760
作品紹介・あらすじ
幻の術具を作っていた里・灯邑で、猫型の器を狙うコレクター・伴。
夏目は伴に対抗すべく、的場と共に里に封印された術具を取りに向かう。
だが既に箱の中は空で……?
一方、基地で猫達を守る名取とニャンコ先生に、陶器の人形が襲いかかって来て!?
2021年1月刊
感想・レビュー・書評
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前作に続く事件の続きと、東屋の謎、依島と訪れた屋敷。
夏目が体験する人の縁、妖との縁を描く。
第百三~百四話・・・焼物の里を巡る事件の続き。襲ってくる
謎の人形の正体は?そしてニャンコ先生似の猫たちは?
第百五話・・・偶然発見した東屋で寛ぐ夏目と田沼、ニャンコ先生。
貼り紙で言葉を交わす相手は、誰なのか?
第百六~百七話・・・偶然出会った依島と共に、彼の亡き友人の
屋敷を訪れた夏目とニャンコ先生。もてなす三姉妹の正体は?
様々な想いが漂っています。
魂が宿った器の想い。その地を守るためだが、ヒトの介在で
変容してしまう。禁忌を犯した結果と術具として入手したい者。
人の願望と後悔の想いも交じり合う・・・ニャンコ集団は激ラブ♪
にぎやかな客人が来てくれる喜びを想う、東屋。
夏目と田沼の関係も会話が普通になってきて、良かったです。
“父”の願いをかなえるために依島の訪問を待ち望んだ、妖たち。
夏目がいることで、彼と名取、的場の三者三葉の縁が、
また少し繋がっていくような感じもありました。そして、
名取に「今回は世話になったな小僧」と言う、ニャンコ先生も。
過去の自分と重ね合わせた依島の姿、今後も彼との縁が深まる
ことがありそうな感じ。また登場して欲しいなぁ。
あ、伴の主の正体にはびっくり!登場するのを期待します。 -
依代の眠る里は是非映画化希望。
クッキーと森の入り口も、亡き友を訪ねても
素敵な内容でした。 -
ニャンコ軍団が可愛すぎる…
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ニャンコ先生の兄弟(?)たち、健気~!そして、猫ピラミッドの可愛さには興奮しました(シリアスな場面なのに)。
大切にされて命が宿ったもののお話は、とても好きです。 -
前刊の続き、夏目と名取、的場の複雑な関係性が見えて、面白かった。ただ、アクションシーンは少しわかりにくいしあまり惹かれないな…
最後の話が特に好きだった。思いやりゆえの孤独、それに共感するところが切ない。あと、怖がる先生とその訳を全く理解してない夏目とのやりとりがとても面白かった。 -
前巻の続き。
焼き物の里で、にゃんこ先生の依り代になっている招き猫がいて…。
名取と的場とのかかわりが、明確になってくる。
つまり、名取は信用できる人。
的場は、信用はできないけど決して悪いだけの人ではない、と。
一かゼロか、そういう関わり合いじゃなくなってきたところに、夏目の成長を感じるのである。
そう、ただ成長したのではなく、正しくまっすぐに成長しているところがポイントなのだ。
でもって、こういうのが見えてくると、本当に藤原家にくることができてよかったな、ってしみじみするのである。
慈しんでもらえる環境にあることは、とても大きいのよ。
で、その延長が、古びた家の話になるのだろう。
自分が受けた愛情を、ほかに向けられる、それを成長と言わずしてなんと言おう。
いい話だった。
今、ちょうど、あちこちで花が咲き乱れているので余計そう思う。
花が咲いて、それを愛でるということは、とても幸せで尊いことなのだ。
今回もいい話でした。
ちょっと怖かったけどww -
いろいろニャンコ先生がみられてよかったです。
107話も好きです。
悲しくて優しい話がいいですね。