- Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
- / ISBN・EAN: 9784592761372
作品紹介・あらすじ
さいごにふるゆきをみあげた日をおぼえていますか?大人になるって悲しいこと?さみしいこと?お母さんになった菊田まりこが、すべての子どもたちと大人になった子どもたちに贈る、クリスマス・メッセージ。
感想・レビュー・書評
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『大人になると ということは、もう子どもでは いられない ということ。けれど、あぁ ぼくは-----失ったものなど なにひとつない。わすれていたものが たくさんあるだけだ。』この作品のテーマについウルウルしてしまいました。そうだね、そうだね。って気持ちで心があったかくなります。対象年齢は小学校高学年くらいからです。
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大人になると雪の日の楽しさって忘れちゃうから、いつまでも雪が楽しめる心を持っていたいな。
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(すごく、いい絵本だったのに…。)
すっかりストーリーを忘れてしまっていた自分に呆れ果て、
もう一度…
(おじゃまします。)
と、そっと本を開いた。
ゆきだ!
しかもたくさん降っている!
主人公はサラリーマン風の男性。
あ~、最悪だ、最悪だ。
車は出せない、
電車は来ない、
歩きづらい、
寒い、
会社に遅れる!
ゆきの日なんか、
ゆきの日なんか…!!
(最低だよね。)
共感しようとした矢先、男性の目に飛び込んできたのは、
無邪気にゆきを楽しむ子供達の姿だった。
「ゆきの日さいこーーーっ!」
「ゆき、食べる?」
「ゆき、滑る?」
「何してあそぶ?何してあそぶ?」
ふん。
子供はいいよね、
じゃれて遊んでいれば、いいだけなんだから。
大人にとって、
大人にとっては雪は交通障害になるしねぇ~
・・・
いろいろ大変なんだから!
いろいろ大変な事があるから、
雪を好き、だなんて・・・
言えない事が、なんだか哀しくなってきた。
すると、そこへひとりのおじいさんが近づいてきて
「仕事を手伝ってくれ。」
と、男性を無理矢理どこかへ連れて行こうとする…。
さて、一体どこへ・・・
雪がずっと降りっぱなしの、さむぅ~い本だった。
でも、このおじいさんが引っ張ってくれたお陰で、
ず~っと以前に読んだ、物語をはっきり思い出せたよ。
雪が好きだった事は忘れても・・・
また
雪を好きだった事を思い出せばいいんだ。
そう、思えた素敵な絵本。 -
大人向けの絵本。
「雪が降って、車も電車も動かないし歩いていても滑って大変、仕事に行かなきゃ行けないのに!雪なんかさいてい!なのに子供達は滑ってはしゃいで雪たべて、『ゆきってさいこー!』って楽しそう。
大人になってもいつも少しみたされない僕は、何かを失ったのかな…?」
そんな主人公がサンタさんと出会って、昔の自分を思い出すお話。失ったんじゃなくて、自分の中にたしかにあるということ。
白いページに黒の輪郭と青の色づけというシンプルさが、とってもきれい!
絵もシンプルで、でも可愛い。菊田まりこさんの絵本は、子供が読んでももちろん良いが、大人になるほど深くメッセージが届く。何かを忘れてる自分を思い出させて、ハッとさせてくれる。
シンプルでかわいくてあったかくて、優しい。
大好きな絵本。 -
白と水色だけなのに、それ以外の色彩も目に浮かぶような。雪の日の、冷たいのにあたたかいような、世界が明るく見えるような。
時間に押し流されて気持ちがささくれだった時にまた手に取りたい。
そんな一冊。 -
大人になりたくなくて、いつまでも子供の心を忘れずにいたつもりなのに
忙しい毎日のなかでふと気づくとつまらない大人になっていた。
最後に降る雪を見上げたのはいったいいつだったっけ… -
大人になるって、こういうことならいいな。
ゆきの日って、ちょっとした非現実世界を感じる。
クリスマス、こんなファンタジーが起こるかもって思いたくなる。 -
雪の降った日に、サンタに出会ったぼくが、自分の取り戻すお話。
まず、絵が素敵。
シンプルで暖かい。
「失ったものなど なにひとつない」ってところで、思わず涙しちゃう。
大人になるって切ないね、でも大丈夫、って本。
色々と心が疲れてる時に読みたい。 -
とても良かった。
気持ちはいつまでも若いつもりだけど、気がつけば昔の自分よりも間違いなく大人になった。
あの頃は何でもできて何にでもなれる気がしてたけど、
いつの間にか分別がついて勝手に限界を決めて冷めて諦めて…。
子供の頃のボクも、あんな目をしていたんだろうか。
毎日忙しくしている大人のための本。 -
ゆきが降って、ほっこり絵本を読みたくなって、手に取った1冊。
やさしい絵がすき。
いつまでも忘れたくないこと、思い出させてくれる。
心あたたかくなるお話。-
「やさしい絵がすき。」
菊田まりこは読んだコトが無かったのですが、フと手に取って眺めたら、シンプルな絵がお話にマッチして素晴しかったです。
...「やさしい絵がすき。」
菊田まりこは読んだコトが無かったのですが、フと手に取って眺めたら、シンプルな絵がお話にマッチして素晴しかったです。
私も、思い出せるかなぁ、、、2013/03/19
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本屋で何気なく立ち読みして、涙が出てしまった絵本。
その日のうちに即、購入しました。
クリスマスの季節になると読みたくなります。 -
仕事に追われ、雪の日も、ただ憂鬱でしかない青年が
雪が降った時に大喜びした子ども時代を、ふと思い出す。
大人になるということは、もう子どもではいられないということ
でも、失ったものはなにひとつない 忘れていたものが
たくさん あるだけだ。
寒い日に心がほっこり温かくなるような絵本 (購入) -
大人になってしまい、子ども心を失ったわけではない、
ただ、
殺伐とした毎日によってそのたくさんの大切なことが忘れて去られてしまったからだ。
大人の心に染みる1冊。 -
ほんわか優しい雪の朝。
子どもの頃って、雪の日が嬉しかったなー。もっとも、札幌出身なので、本格的に根雪になると、雪があって当たり前だったけど(笑)
今でも、雪の日は好きだな。
ときどき、人気のないとこで『阿寒に果つ』ごっこをしたくなる(笑)
(もちろん、ごっこですよ、「ごっこ」!) -
サンタさんかわええ……
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おとなのための絵本。
「君のためにできるコト」「いつでも会える」も読んだのですが、これもいい。 -
読んでいて、「あぁ、何もかもがかわってしまったわけではないんだ」と実感し、心がじんわりとあたたかくなりました。何もかも嫌になったときに読むとより心に響きます。
http://www.lib.miyakyo-u.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=253631 -
雪が降って車は出せないし電車も遅れていてなかなか来ない。
最悪、だと思う男の人。
でも、そのすぐそばを子供たちが誰も踏んでいない雪を踏んできた、家族に内緒で外に出てきた、最高!と通り抜けて行く。
氷が滑って危ないからしっかり地面を見なきゃと思う男の人。
子供たちは上を向いて歩くと口に雪が入るとはしゃいでいる。
自分も昔はあんなに無邪気に雪を楽しんでいたんだろうなあ、と思う男の人。
どこで忘れてしまったのだろう。
ふと気が付くと変なおじいさんが雪で何かを作っている。
人手が足りないから一緒に作ってくれと頼まれる。
変な人には関わらないでおこうと離れようとするが離してくれなく、仕方なく自動車を作ることに。
昔から車は好きだったからなあ、と男の人の作った車を見て言う。
そうしているうちにおじいさんの目的は達せられたらしく、たくさんの出来た作品を抱えて去って行く。
男の人はそこで仕事に向かうが叱られてばかり。
帰り道、あのおじいさんが現れ、本当は大人にはやらないのだけれど、今回は特別、とさっき作った自動車のおもちゃをくれる。
ソリの乗って飛んで行くおじいさん。
そうか、今日はクリスマスだったのか、と男の人は気づくのだった。
大人になってしまったら、もう子供ではいられない。
けれど、男の人は子供のときから好きだった車のおもちゃを久し振りに取り出してみるのだった。
大人向け。
こういうのは好きではないけれど。
子供の心を忘れない大人になりたい。 -
大人になるといろいろなものの見方が変わってくる。子供の頃は楽しかったりしたものでもイライラカリカリしてしまう。そんな風に、忙しさや辛い生活の中で忘れてしまったものを楽しむ気持ちを思い出させてくれるような本。白と青と、黒い線で描かれたシンプルな色バランスと、デフォルメされたキャラクターたちの絵がとても可愛くて癒されます。
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大人向けのやさしい絵本。
小さな ぼくの心に のこしたもの。 -
大人向けの絵本です。
寝る前に読んだときは泣いてしまいました。
寒い冬の日に読みたくなります。 -
「君といたとき、いないとき」を思い出した。雪でできたプレゼントがとても可愛い。少ない色使いでまとめているのも雰囲気に合っている。
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なんとなく、気になる。
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ちょっとマンガ的で、なんかやさしい気持ちになれる。
大人のために作った絵本なんだろうな。 -
「いつでも会える」の菊田さんの最新作
雪におおはしゃぎする子供と、タメイキをつく大人
大人になって失くしたと思ってたものは、実はなくなってはいなくて、忘れていただけだった
みたいな、なんかじーんといいお話でした。
大人になっても子供のときの純粋さとかなんかよくわからないけど大切なものを、忘れずにいられるよ、みたいな
わたしは年齢は大人なんだけど、雪降ってきたら全力ではしゃぎます^^