- Amazon.co.jp ・本 (48ページ)
- / ISBN・EAN: 9784592762003
作品紹介・あらすじ
「きみは ネコなの? ヘビなの? タコなの?」
いたずら好きのギュスターヴくんがつむぎ出す、摩訶不思議な世界!
ワニ、ウサギ、鳥…。幻想的でかわいい動物たちが次々に現れて、見ごたえたっぷり。
ぬいぐるみ作家、今井昌代との共同制作も必見! 自由さ満点、大人も子どもも楽しめる1冊です。
2016年9月刊。
感想・レビュー・書評
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「ねえ、ギュスターヴくん
ききたいことが あるんだけどさ」
「きみは ネコなの? ヘビなの?
タコなの?」
何て愚問を言っているんだ。猫に決まってるでしょ(笑)
見ている内に、こういう猫もいいなと思い、あと何百年かしたら出て来るかもしれないし、やはり、猫の顔の魅力は偉大だということを実感させてくれた、顔は猫、腕は蛇、足は蛸の、ギュスターヴくんは、本に描かれたものを現実に生きるものとして、取り出すことが出来る、とんでもない能力を持っており、そこから出て来たのは、ひい、ふう、みいと、全てギュスターヴくんが9匹だから(最初の彼が自分で絵を描いた)、合計10匹となった彼等が、揃いも揃って、いろんな本からいろんなものを出しまくったから(「にゃんこ」や「ひとつめちゃん」、そして今井昌代さんのぬいぐるみも友情出演)、真面目なワニくん、大ピンチ!
摩訶不思議なギュスターヴくんのいたずらとの事だが、私にはそれだけとは思えず、そこにあるのは、「ヒグチユウコ」さんの、これまでの歴史上の生物たちに対する、畏敬の念を感じさせられたのが印象的で、それは表紙の『GUSTAVE』の一文字一文字に込められた緻密なデザインや(彼が手に取ったVは、彼には欠かせない本を象っている)、本書の古書風の紙のデザインは、その長い歴史の偉大さと珍種発見的な面白さに満ちているし、そこから現れた、奇妙奇天烈なものたちは、ヒグチさんならではの絶妙なバランスによる、怖さ、可愛さ、美しさ、更には、動物や植物、果てにはオブジェクトまで取り込んで融合してしまう、カオスなごった煮感の中で、さり気なく、伊藤若冲(江戸時代の画家)の本を取り上げているのも、彼女の画家としての誇りを感じさせられたようで、私の琴線に触れるものがあった。
しかし、何よりも凄いと思ったのは、本から際限なく溢れ出て来る、その想像力の素晴らしさであり、そこに、永遠性を象徴している、かたつむりなどの渦巻き模様が多かったことにも、ヒグチさんならではの、想像力とは人が存在する限り、永遠に尽きることなく、続いていくものなのだということを私に伝えてくれたようで、それはそのまま、絵本の素晴らしさであり、本の素晴らしさでもあるのだ。 -
この作品も図書館で見つけたヒグチユウコさんの作品「ギュスターヴくん」…。ギュスターヴくんは、頭はネコみたいで首から下はタコみたいな不思議な生き物ですが、見てると不思議とかわいく思えるようになるんですねぇ…。
ある日、ギュスターヴくんが本を読んでいたところ、ワニがその内容を知りたくてギュスターヴくんに何を読んでいるのか問います…。ギュスターヴくんが描いたというその本をパタパタさせると、本の中からギュスターヴくんが10匹っ!しかもそれだけに留まらず、10匹のギュスターヴくんは本の中から次々に摩訶不思議な生き物を出していき…。
この作品のヒグチユウコさんの絵は、“キモかわいい”感じですね!ちょっとクセになりそうです。最後のページにはぬいぐるみ作家さんとの共同制作が掲載されていて、それがまた可愛いっ!ホント、不思議だらけの絵本なので、現実逃避には一躍買える絵本ではないかと思いますっ(*^-^*)-
1Q84O1さん、なんと!!
「ほんやのねこ」は、貸し出し中でしたか(;´▽`A``
まぁ~楽しみは、とっておくってことで、
先にもし...1Q84O1さん、なんと!!
「ほんやのねこ」は、貸し出し中でしたか(;´▽`A``
まぁ~楽しみは、とっておくってことで、
先にもしよかったら
「せかいいちのねこ」「いらないねこ」をどうぞぉ~♪
って、私のものではないけど(^^ゞ
この3作品に登場する、
あと、この前に読んだ「ふたりのねこ」に登場する
ぬいぐるみのニャンコもいいキャラなんです(*^^*)
こちらも、かなり独特なキャラなんですけど、
ぬいぐるみなのに優しいし、泣き虫で、
容姿はそんなに可愛くなく、むしろキモい…のに、
超かわいいんです(*´▽`*)♡2023/09/10 -
むしろキモい…のに、超かわいい!?
なんだかこのキャラも凄そうw
ギュスターヴくんにぬいぐるみのニャンコとこの本のインパクトは凄すぎる〜w
...むしろキモい…のに、超かわいい!?
なんだかこのキャラも凄そうw
ギュスターヴくんにぬいぐるみのニャンコとこの本のインパクトは凄すぎる〜w
今度、図書館でちょっと見てみますね(/ω・\)チラッ2023/09/10 -
1Q84O1さん、おはようございます(^^)
そうなんです~でも、ギュスターヴくんにも
ニャンコにも、自然と愛着がわくんですよねぇ~♪
...1Q84O1さん、おはようございます(^^)
そうなんです~でも、ギュスターヴくんにも
ニャンコにも、自然と愛着がわくんですよねぇ~♪
はい、図書館に会いに行ってみてくださいね(^^)/~~~2023/09/11
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イラストブックのような絵本。
作者が描きたいものを描きまくったように思う。
イラストはグロカワ(?)なので、年齢や人を選ぶと思います。でも苦手な人でも惹き込まれてしまうと思う。大人向けのギフトとしても良いと思いました。 -
怖いけどかわいいギュスターヴくん。
それがいっぱい出てきて、迫力満点。
ワニくん困っているけど、ワニくん自身も迫力ある(笑)
この不思議な世界観、すごく癒されます~ -
やっと読めたー。
ヒグチユウコ大好きなのにまだ読んでなかった。
ギュスターヴくんめちゃくちゃ可愛いし平和だし、もはや画集ですわ。 -
ギュスターヴくんはかわいかったが、こわいのが本からたくさん出て来た。
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3'15"
???な絵本。
細かな絵は不気味でキモかわいいのかな?
幼児は不思議な生き物にはまるのかもしれない。 -
ネコなの?ヘビなの?タコなの?
ギュスターヴくんの魅力に完敗です。
かわいい。
私にとってはネコだなぁ。
いつまでも眺めていたいかわいさです。
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子供と一緒に読んだけど私だけ悪夢を見たので最高。
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不思議でいたずら好きなネコ?のギュスターヴくん。顔はネコなのに、手はヘビで、足はタコ。大きなワニくんがギュスターヴくんに話しかけてみると、そこからまるで子供が見せてあげるよ!とでもはしゃぐように次々と摩訶不思議なことをします。
ヒグチ先生の繊細なタッチは、ページを捲るのがもったいない程きめ細かくしなやかで、開いた口が塞がらないほど、素敵な絵です。
この作品、ホント私も好きです(*^^*)
見事にハマりますよねぇ~♡
伊藤若冲(江戸時代の画家)の本を取り...
この作品、ホント私も好きです(*^^*)
見事にハマりますよねぇ~♡
伊藤若冲(江戸時代の画家)の本を取り上げているって、
私気づきませんでした(^-^;
今度図書館でまたこの作品読んでみようと思います♪
コメントありがとうございます(^^)
ギュスターヴくんのやりたい放題な様子を見て、猫が妙に好戦的になる状況を思い出...
コメントありがとうございます(^^)
ギュスターヴくんのやりたい放題な様子を見て、猫が妙に好戦的になる状況を思い出しましたが、もしかしたら、仲間を呼んで遊びたかったのかもとも思い、ギュスターヴくんの可愛さは勿論ですが、色々な捉え方が出来るのが面白いですよね♪
それから、伊藤若冲については、「こいつは おおものだぞ」の台詞のページの本の背表紙に『若冲』と書かれていまして、そこから取り出している、虎と鶏と蛸は、全て彼の描いた絵が存在するので、それで「ああ!」と思いましたし、台詞からも、ヒグチさんの彼の絵に対する思いが窺えて、とても印象に残りましたので、図書館行かれた際には、是非読んでみて下さい(^o^)