- Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
- / ISBN・EAN: 9784592851295
感想・レビュー・書評
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攻め:エディ
受け:アキ
元軍人のエディはある目的の為にメキシコの治安の悪い地域に入る。そこで出逢ったのは、メキシコの麻薬カルテルのNo.2が育てている東洋系のアキで、彼は養父の指示に従い女装して殺しの仕事をしている18歳だった。
結論から言うと、設定も含めて読みにくい作品でした。麻薬組織の残忍な話も多く、全体的にダークな作品。私が片仮名に弱いせいもあると思うけど、人の名前なのか愛称なのか、土地の名前なのか、グループの名前なのか、単に日本語をメキシコの言葉におきかえたものなのけ、とにかく片仮名が多くて把握するのに時間が掛かりました。
それは私の事情なので、まあいいですけど、作品的に読後感が爽やかさに欠けるというか。もちろん最後はちゃんと纏めてそれなりに持って行ったので良いのですが、そこへ行き着くまでの内容が重苦しすぎる。BLに読んで幸せな気分になったり、ホッコリしたりする部分を求めている人には向かないと思います。
あとがきでご本人も「一般受けしなさそうな設定」と書いてあるので、分かっているのだなぁと思いました。一般受けは絶対しないですね。
そして、更に私がうーんと思ったのは絵師さんです。表紙のカラーの雰囲気はかなり良いのですが、挿し絵なのにカット割り!小説の挿し絵にカット割りはホント、勘弁して欲しいです。挿し絵じゃなくて挿しマンガになってる。欲しいのはマンガではなく1枚絵の挿し絵です。
文章が読みにくかったり設定が自分に合わなくても途中にある挿し絵で気分が上がって頑張って読み続けられる身なので、このカット割りには閉口しました。
とにかく、全体的にイマイチだったとだけ言いたいです。
読み終わって疲れました、、、。詳細をみるコメント0件をすべて表示