ガラスの仮面 25 (白泉社文庫 み 1-39)

著者 :
  • 白泉社 (2013年9月13日発売)
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592880257

作品紹介・あらすじ

[ふたりの阿古夜 2] 「紅天女」の試演に向け、稽古に励むマヤと亜弓。やがて、マヤと自分との演技の差に悩む亜弓を、大きなアクシデントが襲う!! ますます目が離せない! 不朽の演劇ストーリー文庫版第25巻が登場!! 2013年9月刊。

感想・レビュー・書評

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  • まさかの展開・・・亜弓さん。追い詰められた感がツラい。そこに追い打ちをかけるように。うぅ。見てられん。
    黒沼先生はすごいなあと思っていたけど、やっぱりすごかった。黒沼先生こそ仏師なのでは?
    あとは紫織さん。イヤな予感しかしない。

  • あわわわわわ、亜弓さん、、、!!
    ラストオブラストでナイフよろしく漫画そのものを落としそうになりました、、前回マヤがコテンパンだっただけあってこんかいは亜弓さんがコテンパンになっている、、
    マヤは紅天女のリアリティを本能で理解したご様子。マヤさんが役を掴むとエグいですからね、さすがは舞台あらし。いや、まぁ今回もウラで色々言われてたのは相変わらずでしたが。これが令和だったら間違いなく炎上してるナァって読んでて思ったし。
    そして狂ってきました紫織様。こちらも本領発揮?
    ついに宣言しましたもんね、追い出して見せるっ!て。
    何だか色々と先が思いやられる展開。。
    そうそう、どうでもいいけど久しぶりに桜小路くんの妹を見たけど大きくなっててびっくりした!

  • 24巻から間空いて読んだ。
    "インターネット"や"新宿都庁"が出てきて、時代が一緒に進んでいる感。
    紅天女を"現代"として稽古する様が、自分にも身近に感じられて台詞が迫ってくる。
    都庁に出向いていって、マヤたちの気持ちを感じたいなあと思いました。

  • 2015.10.17市立図書館(に所蔵なくて他の図書館からの借用資料)
    ふたりの阿古夜②
    「紅天女」試演に向けて稽古に励む二人の様子を月影千草がふらりと見にやってくる。月影の感じた手応えは意外や…たがいにライバルへの敬意と嫉妬にさらされつつもさらに厳しい稽古に励む中、亜弓に思いがけないアクシデントが。この巻は、相変わらず舞台の上でだけは圧倒的に輝いてしまうマヤよりも、「奇跡の人」ならぬ努力の人亜弓(と母親)のドラマが熱い(かつて三重苦を演じる亜弓をサリバンとしてしっかり抱きしめそびれた歌子が、逆境で舞台に立つための特訓を通じてとりもどすのだろうか、というのは深読みのし過ぎか)。
    それにしても都庁にはほんとうにあんなような噴水やオブジェがあるんだろうか。
    解説は美内すずえさんとの交友も長い白泉社元社長小長井信昌さん。

  • 買ったまま失くしたかと思ったけど出てきて良かった。
    この亜弓さんの主人公感。応援してしまうなあ…

  • 目を怪我した娘に、そこまでやる?!

  • 文庫版は、てっきり24巻までしか出ていないと思って油断してました。
    26まで出てるじゃないかっ!
    慌てて買って来ましたよ。

    今回は亜弓さんの、親の七光りなんかじゃなく、自分の光で輝きたい、という気持ちがすごく伝わって、がんばれ!と応援したくなりました。
    だけど、なんという大変なことに…。
    かなり昔から、「亜弓さんが○○する」というのは噂では聞いていましたが、ホントでしたか。
    これからどうなるの!?

    しかし紅天女。
    申し訳ないけど、今までのお芝居の練習風景で一番面白くないです……。
    芝居の内容が難し過ぎるというのもあるけど、おんなじようなことばっかり言ったりやったりしてるような気がする。
    もしこのお芝居を私が観に行ったら、間違いなく寝るレベルです。

    いやいや、マヤも亜弓さんも紅天女が最終目的なんだから、そんなこと言っちゃあいけないんですけどね。
    だけど……。

    他のいろんなお芝居が懐かしくなってきちゃった。
    「女海賊ビアンカ」も「通り雨」も「奇跡の人」も、みーんなワクワクしたのになあ。

  • ガラカメに外れなし。
    単行本も持ってるんですけどね。
    改めて読み直すいい機会ですよと。

  • 文庫版、出た。
    3年ぶり。多分、もう1巻分ぐらいたまっているはず。

    亜弓さんのママは、亜弓さんにあきらめさせようとしているんでいよねぇ。
    違うのかな?
    前は、そう確信していたのだが……。

  • ガラスの仮面は文庫本になってから買って読んでます。
    だから新刊が出るのが待ち遠しくて・・・。
    コミック版の新刊を見る度に読みたい!という気持ちをおさえて、おさえて・・・。
    今日、文庫の新刊が出てるのを見て、心の中でヤッター!という感じでした。

    実はコミックの表紙をチラッと見て今回の予想が出来てた事があったんですが・・・。
    それはどうやら亜弓が目の病気をしたらしいという事。
    「え~っ!どういう経緯でこうなったんだろう?」と表紙を見て思っていた所、この巻で分かりました。

    今回は亜弓がいくつもつらい目に合っています。
    まず、最初に月影先生の前で別々に紅天女を演じるマヤと亜弓。
    その後、月影先生のしたちょっとした行動で二人に大きな差があると分かります。
    以前、月影先生がマヤの方が有利だと言っていたけど・・・。
    それがはっきりと表れた形に・・・。

    そんな失望の中、失明の危険をおしてまで紅天女の稽古を続ける亜弓。
    ものすごい女優魂です。
    でも、これまでの経緯を見てたら分からない事もない・・・。
    そして、それを応援し後押しする母親の姿もすごい。
    普通の母親なら決してこんな事はしないだろうけど、やはり亜弓の母親もプロの女優だから・・・そんな風に圧倒される巻でした。

    最初は貧しく逆境続きの中這い上がってきたマヤを応援してましたが、最近は亜弓を応援する方に気持ちが傾きつつあります。
    今回の話は特にそうでした。

    そして、もう一つ、大きな出来事と言うと、速水真澄の婚約者、紫織がとうとう真澄のマヤを慕う気持ちに気づいたということ。
    そして、何が何でもマヤと真澄を引き離そうと決意するということ。
    この人、最初は感じいい人だったけど、どんどん嫌な女に見えてきたんだけど・・・。
    作中では美しく優しいという設定になってますが・・・。
    これが優しい人ね~という感じです。
    多分、自分のバックの力でマヤに相当な圧力をかけてくるんだろうな~。
    嫌~な予感しつつ、面白い気もしてます。

    逆境に強いマヤだから、余計燃えるでしょう。
    そして、亜弓も。
    圧倒的に不利だったけど、失明の危機を乗り越える事により多分、今から一段と飛躍するのだろうと思います。

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著者プロフィール

1951年2月20日生まれ、大阪府出身。16才の時、「山の月と子だぬきと」が集英社「別冊マーガレット」で金賞を受賞し、高校生漫画家としてデビュー。 1976年から連載の「ガラスの仮面」(白泉社)は、少女漫画史上、空前のロングセラー作品として、各界から絶大な支持を受け、TVアニメ化、ドラマ化、舞台化されている。伝奇ロマン「アマテラス」(白泉社)では、自らの神秘体験を盛り込んだ作品として知られる。『妖鬼妃伝』で1982年度講談社漫画賞、『ガラスの仮面』で1995年度日本漫画家協会賞優秀賞。

「2023年 『人形の墓 美内すずえ作品集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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