日出処の天子 第7巻 (白泉社文庫)

著者 :
  • 白泉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592880578

感想・レビュー・書評

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  • 毛人の言うことは正しい、でも正論では王子を救えない、王子の願いは叶わない、たったひとつの願いが、最後まで叶わない。みんながみんな後悔をして、し続けて、死んでゆく。なんて悲しい話なんだろう。
    それにしても表紙が美しい。

  • 重厚で雅で淫らな物語。

    切ない。

  • 終わりました。皇子はやはり母の愛を欲していたのね・・・。馬屋古女王も収録されていたので、子供たちが死んでゆく夢の事も分かってすっきりしました。そして、皇子が女でなくてよかったかも?馬屋古を読んだら恐ろしくなりました。

  • ここまでぶっ飛んでるとは思わなかった。読み返したい。あと都知事に読ませたい。

  • 白黒はさておき表紙は日本画の趣があって美しい。

    表紙にだまされました。←

    でもそれを補って余りあるぶっ飛んだ解釈に、

    引力のあるストーリー。

  • ある人があまりに薦めるので、買って読んでみたらBLじゃん。しかも面白いじゃん、という、良く分からないままドツボに嵌ってしまった作品。聖徳太子こと厩戸皇子は、幼い頃から政治の手腕を振るう天童として、人々からは時に讃えられ或いは厭われてきたが、実は恐るべき超常者であり、蘇我馬子の息子、蝦夷だけがその現象を垣間見てなお記憶を失わなかった事から友情etcが芽生えていく…みたいな話。こう書くと平和そうな雰囲気ですが恐ろしくドロドロした人間の業と欲を思い知らさせられるような作品です。ただ若干、絵が古いっぽいです。

  • 厩戸王子と毛人のくっつきそうでくっつかない関係はシギハート直撃である。

  • 関連書籍を読んでみたくなる。終わりにあたって、厩戸が人間くさくなっていく。7巻に同時収録されている馬屋古女王も面白い。

著者プロフィール

山岸凉子(やまぎし・りょうこ)
1947年北海道生まれ。69年デビュー後に上京。作品は、東西の神話、バレエ、ホラーなど幅広く、代表作に「アラベスク」「日出処の天子」「テレプシコーラ/舞姫」など。

「2021年 『楠勝平コレクション 山岸凉子と読む』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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