空の食欲魔人 (白泉社文庫)

著者 :
  • 白泉社
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感想 : 76
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592883111

感想・レビュー・書評

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  • これを読むと何か食べたくなります。

  • 執拗な食事シーンが印象的

  • こんな風に夫婦になれたらいいねー。

  • いつも家に御飯を食べに来る幼馴染のパイロット弘文にプロポーズされたみすず。食欲だけの男はごめんだといいながらも...。そして結婚後、カレーブームでカレーばかり食べる夫、ケンカして駆け込む先は自分の実家...。空の食欲魔人、カレーの王子さま。

    自衛隊員で姪と住む式部さんは弟と住むモデルのエリカさんに自衛隊員だと告白してからはことあるごとに迫害されるが、ある日危機を救ったことからお礼の林檎攻めに合う、アップル・ジャック。

    地味な綾乃さんが魚釣りでであった若い板さん(?)は30代の兄の同級生で海上保安官だった。姉となにやら昔あったみたいなのだが...不思議なマリナー。

    音楽性の違うメタルバンドを首になって路上に座り込んでいたところを救われ飲ませてもらった味噌汁が忘れられずに、ずっと郁を探していた今や一流ミュージシャンのシドニー・ハワード。彼女を見つけ、ミソスープの謎を解こうとするが...ミソ・スープは哲学する

    仕事にうんざりした宇宙貨物会社の社長ナッシュ・レギオンはアンドロイドに成りすまして、天才飛行士キラ・イレブンナインに命令して宇宙遠足に出かけるが...アンドロイドはミスティ・ブルーの夢を見るか(ブレーメンⅡの前日談)

    ただ単に暗いおじさんと貧乏な女子高生の利害が一致して、住み込み家政婦兼偽の婚約者として暮らし始めるが...G・H・Qに言うからね!

    子供の頃桜の木下で拾った弟。外面はいいけど猫かぶりな早紀子は玉の輿が目標、そんな早紀子に使われながらも彼女が好きな天使のような弟・拾生は気持ちを拒絶されたことから寮に入り留学し、彼女が結婚する間近になって帰ってくるが...3月革命。

    どの話も面白くて大好き。表題作とマリナーと3月革命が特にお気に入り。

  • 初期の白泉社文庫は短編の扉絵が収録されていない、という何考えてんだよな仕様だった。この本はそれに加えてところどころ描き直されているのだがそんなに良くなったと思えなかったりする。それはそれとして、スカートはきたくて苦悩する江藤君と無気力な秋好さんのおとぼけ「月夜のドレス」は名作です。

  • 正月の「トリビア」で、石原さとみの唇を再現した映像を見て、「カレーの王子様」を思い出した人は他にもいるだろうか。

  • 僕にとっての川原漫画の入り口 「ブレーメンⅡ」 の雛形、 「アンドロイドはミスティー・ブルーの夢をみるか」 が収録された短編集。

    あぁ、素晴らしき川原泉的真面目脱力系SF・・・・。

    全体的になんとなく三原順っぽい絵柄で・・・くらもちふさこ的なちょっと切ないラブコメで・・・・それを川原泉的な照れ隠しで包んだ様な。そんな感じです。

    因みに、アシモフだかウェルズだかヴェルヌだかはハッキリしないけれど、何らかの作品をもじった題なのであろうと聞き手が予測して可笑しみを覚える、といったようなことを落語の世界では・・・・何て言うんだっけな。地合?地口?

  • 浩文に対して「口をゴミ捨て場へ捨ててきておしまい!」という台詞には大いに同意。
    彼氏が夜中にも関わらず膨大な夜食を食べる時に本気で言いたくなる・・・言ったところで浩文のような答えは絶対返ってこないんだけど;

    短編集なので、とても読みやすいです。
    全ての恋人達に通じるのは「食」かな・・・食べ物の好みは重要なポイントですね。

  • 熱海に行きたい

  • えりかさんの五臓六腑にしみわたるさつま汁(たしか)が食べてみたい…
    何度でも読みたくなる作品。

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