- Amazon.co.jp ・本 (467ページ)
- / ISBN・EAN: 9784592885351
感想・レビュー・書評
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私的に新社会人にお勧めしたい一冊。
前作のお伽噺よりも少しだけ「苦味」が加わって…私はなぜか仕事に疲れた時に読みたくなります。
優しすぎず、厳しすぎない…そんな作品です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
人を模して真似る鏡に映る風景描写
「純真」「天然」「典型」に代わる
時代を映すか変わらないものを映すか
人は鏡のロボットのように変わる得るか -
ロボットもの。
ロボット好き。
そういえば、この人のマンガを読もうと思ったきっかけは、このマンガでした。
読むまでに、何年かかっているんだか……。
今まで読んだ歴史物と比べると、現代劇なので生か死かというような緊迫感はないかな。
それでも、けっこう、どうしようもない、そして甘くない現実が、しっかりとかかれています。
ロボットまるいちも理想化されることなく、ちゃんと問題点がかかれていて、それがドラマと密接に繋がっています。
だからといって、作品が暗くなるかといえばそんなことはなく、しっかりと前を向いて歩いている感じがとっても良いです。
この人のかく話って、基本的に人情話です。
でも、凄いところは、いつもいい人達の集まりの人情話ではなくて、悪意ある世界の中での人情話であるっていうところですね。
性善説ではやっていけない。でも、そんな中でも、いい人であることはできるかもしれないし、自分の周りの世界を倖せなものにしていくことは出来るのかもしれないと感じさせてくれます。
そして、単純に、ロボットたちは可愛いですよね。
りんは、KAMATAのまるいちとMURATAのチアリーディング部を応援しています(笑) -
まるいち…家電メーカーKAMATA&Co.Ltdが開発した、行動トレース型ロボット。
ほのぼの漫画。
まるいちは若者ウケしなさそうだけど、なんとなく好き。
文庫が出てたので未収録作品が載ってるから買いました。
で、久しぶりに読み返したら…深い!!
「感情だけでビジネスができますか」というリタに向かって、
牧内さんが
「世界は感情で回ってる。そのおこぼれに預かるのがビジネスさ」
っていうセリフが印象的。
社会人になったら違う読み方が出来ると思いました。
昔は、頼っていい「誰かが」「誰だか」わからない っていう
子どもの感情とかに、共感していたような。
個人の想いと世の中の理不尽な流れのギャップが描かれてる作品。
悪人はいなくて、正解もなくて、
だれもが自分の正義を貫こうとして、
それがたまに切なさを生み出してる。
しっかし、主人公カップルがほのぼの過ぎる…。 -
コミックス未収録作品が入っているということなので買ってしまった。今読んでも面白い。
優しい物語。気持が落ちている時に読んだせいか、どこがというわけではないけれど涙腺が緩んだ。