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- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784593504244
感想・レビュー・書評
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「ジュマンジ」から約20年もの歳月を過ぎてから出された続編。
こちらもコルデコット賞受賞作品で、またもや映画化されている。
挿絵の雰囲気が?と思ってよく見たら点描画だということに気が付いた。
点描画というと真っ先に思い出すのが「スーラ」という画家さん。
まさかそこからこのタイトルが付いたのかな?
いや、オールズバーグがそんな単純なことを仕掛けるはずはない。翻訳は金原瑞人さん。
「ジュマンジ」の最終ページでちょこっとだけ登場していた兄弟が主人公。
ダニエルとウォルターというふたりの男の子だが、まぁ仲はあまりよろしくない。
「ジュマンジ」と書かれた箱入りのゲームの下には、もうひとつ「ザスーラ」と書かれたゲームもあったという導入。そして今度は宇宙空間が舞台となる。
息つく暇もなく、いきなりそこに連れていかれるので要注意。
身体ごとどころか、家ごと浮遊する。その壮大なこと。
しかも今回は絵が見開き両面に渡って描かれているので、より迫力がある。
残念ながら映画化された作品は見ていないので感想は言えないが、最後まで読むとほろりとさせられる展開が心地よい。
映画ではちょっぴり胸が熱くなるラストだったのでは。
ゲームの世界に放り込まれたことで、少しだけ成長したふたりの描写が心憎い。
児童向けの薄い本から連続して映画化されるとは、読み手の想像力を刺激してやまない魅力があるということだろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2008.10.15