アデレード: そらとぶカンガルーのおはなし

  • ほるぷ出版
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感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (40ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784593505227

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  • 〝アデレ-ドのパパとママは、びっくりしました。 だって、娘の背中に翼がついているではありませんか!...アデレ-ドは、ずんずん大きくなって、空を飛べるようになりました。アデレ-ドは、鳥や飛行機が砂漠を飛んでいくのを、毎日眺めていました...ある日、パパとママにお別れのキスをして、旅に出ることに・・・〟フランス生まれの絵本作家<トミ-・ウンゲラ->が素朴なペン画で描いた、心あたたまる空飛ぶカンガルーの冒険絵本です。

  • 2月9日にトミー・ウンゲラーさんが亡くなられた。
    この本棚には「すてきな三人組」「へびのクリクター」「ぜラルダと人喰い鬼」の三冊しか載せていないことに、ようやくここで気が付いた。
    遅ればせながら、少しずつウンゲラーさんの作品を載せて行こうと思う。
    カテゴリーも、その名で登録してみた。

    この「アデレード」は何とまぁ初版が1980年で、邦訳が2010年。この時差は何だろう?
    いつものウンゲラーさんのピリっとした持ち味はなりを潜め、ほのぼのと話が進む。
    絵は優し気な二色刷りで、シンプルな線ながら結構描きこんであるのが分かる。
    パリの街の風景や歴史的建造物など、すてきなスケッチも登場する。
    主人公のアデレードが、表情豊かでかなり可愛いらしい。
    思わずニヤニヤしてしまう可笑しな場面もあり。

    背中に羽を持って生まれたカンガルーの女の子。
    旅に出て世界を見てから、次々に色々な体験をしていく。
    その流れがとても自然で、結末もごく納得のいくもの。
    意外な展開というのはないが、アデレードの素直な喜怒哀楽の表情が楽しく、すんなりと読める。
    約8分。低学年から。
    ウンゲラーさんは、今頃天国で新しい作品を描いておられるのだろうか。
    ご冥福をお祈りします。

  • 淡い色合い
    細やかな線
    すてきな3人組とは絵の感じが違う

  • 生まれながらに羽根がある、空飛ぶカンガルー、アデレードの物語。

  • トミー ウンゲラー (著), Tomi Ungerer (原著), 池内 紀 (翻訳)

  • そらとぶカンガルーの勇気が、人々を救ったり、楽しませたり。
    たんじゆんな色彩の絵がなんともいえない優しさを感じます。

  • 『すてきなさんにんぐみ』の作者の絵本で、図書館で偶然見つけました。
    読んでみてびっくり。羽のあるカンガルーの話だなんて。
    池内さんのあとがきに書いてある通り、確かにむこうでは宗教画で動物に羽がはえたものがあったりしますから、もっとそういう歴史的な背景が自然ならより面白いのかもしれません。
    なぜ両親のもとを去るのか、なぜ唐突に旅が終わるのか、絵本にしかない独特な展開に振り回されて楽しかったです。

  • 空を飛ぶカンガルーの話。カンガルーのアデレードは背中に翼を持って生まれた。空を自由に飛んだ。色んな人に出会い、経験をする。最後火事で逃げ遅れた子どもを助け怪我をしてしまうが、大切な人と巡り合う。

  • 978-4-593-50522-7 41p 2010・9・30 1刷 

  • アデレードの様子がかわいらしいです。

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