バックマン・ブックス〈4〉死のロングウォーク (扶桑社ミステリー)
- 扶桑社 (1989年7月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (412ページ)
- / ISBN・EAN: 9784594004538
感想・レビュー・書評
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キング作品では「IT」の次に好きで、何度も読み返してる正統派青春ホラー。何故こんなゲーム(?)が行われているのか?少年たちは何故参加したのか?などいろんな疑問を抱いたまま物語はテンポ良く進み、ゲームが終了する(最後の一人になる)ところで物語も終了。
この潔さがまたいいw
バトロワは読んだことありません。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
マクヴリーズになりたい。
でもなれないことを分かってる。
せいぜい、ベイカーくらいかな。
YUKIが好きらしいと
かなり昔に雑誌で読んだことがあって
それをきっかけに読みました。
100人の子供がひたすら歩き続け
最後の一人になるまで、脱落者は容赦なく射殺される。
バトル・ロワイヤル的な感じもありますが
ただ歩くだけなので口げんかはできても蹴落としたりはできず
後半は自然と、励ましたい助け合って
でも黙々と歩き続けるのです。
そら恐ろしい、しかしすばらしい青春小説です。
やっぱこういうこと考えるキングはすごいよな。 -
初めて読んでから十数年。
時間が経っても変わらない引き込まれ感はやはりの底力。
バトルロワイアルなんて甘っちょろい。
過酷な環境が少年たちの春を色濃くする。
もう春を通り過ぎた人の心にも残像が蘇り、胸が苦しくなる。
苦しいけど、うらやましくなる。
以下、引用。
「突然、いら立ち、苦悶する筋肉が、流れ落ちる汗が、苦痛そのものまでが…いとおしくすばらしいものに思えた。」
この一文がすべてかなー。
グロいのが苦手な人は覚悟して読んでください。 -
キングもバックマンも同一人物だけれど、バックマンの作品の方が、不協和音が聞こえる気がする。
黒板を爪で引っ掻いてキーキーさせてるような。
希望がないというのか、なんというのか。 -
じわじわ人が減って行く感じは怖いが、決して真新しい感じはなく、ふーん、と終了。
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バトルロワイヤルを読み返した後に必ず読み返したくなる作品。
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バトルロアイヤルよりこっちの方が良い。一人一人に個性がある。
ラストは何となくわかってたけど、切なかった。
青春っていいなと再認識。 -
この年齢の少年たちを歩かせるということがこの物語の全てなんだと思う。
キングは少年の心理を描いた作品が本当にすごい。