バックマン・ブックス〈4〉死のロングウォーク (扶桑社ミステリー)

  • 扶桑社
3.80
  • (138)
  • (108)
  • (182)
  • (11)
  • (7)
本棚登録 : 1022
感想 : 140
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (412ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594004538

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • キング作品では「IT」の次に好きで、何度も読み返してる正統派青春ホラー。何故こんなゲーム(?)が行われているのか?少年たちは何故参加したのか?などいろんな疑問を抱いたまま物語はテンポ良く進み、ゲームが終了する(最後の一人になる)ところで物語も終了。
    この潔さがまたいいw

    バトロワは読んだことありません。

  • マクヴリーズになりたい。
    でもなれないことを分かってる。
    せいぜい、ベイカーくらいかな。

    YUKIが好きらしいと
    かなり昔に雑誌で読んだことがあって
    それをきっかけに読みました。

    100人の子供がひたすら歩き続け
    最後の一人になるまで、脱落者は容赦なく射殺される。
    バトル・ロワイヤル的な感じもありますが
    ただ歩くだけなので口げんかはできても蹴落としたりはできず
    後半は自然と、励ましたい助け合って
    でも黙々と歩き続けるのです。

    そら恐ろしい、しかしすばらしい青春小説です。
    やっぱこういうこと考えるキングはすごいよな。

  • 初めて読んでから十数年。
    時間が経っても変わらない引き込まれ感はやはりの底力。
    バトルロワイアルなんて甘っちょろい。
    過酷な環境が少年たちの春を色濃くする。
    もう春を通り過ぎた人の心にも残像が蘇り、胸が苦しくなる。
    苦しいけど、うらやましくなる。

    以下、引用。
    「突然、いら立ち、苦悶する筋肉が、流れ落ちる汗が、苦痛そのものまでが…いとおしくすばらしいものに思えた。」

    この一文がすべてかなー。

    グロいのが苦手な人は覚悟して読んでください。

  • キングもバックマンも同一人物だけれど、バックマンの作品の方が、不協和音が聞こえる気がする。
    黒板を爪で引っ掻いてキーキーさせてるような。

    希望がないというのか、なんというのか。

  • こういう青春もあるもんだなあ
    ばらばらっと皆死んでいくなかで育まれる青春の関係というのは体験したことないけど、そんなもんだよなあとも思います。

  • じわじわ人が減って行く感じは怖いが、決して真新しい感じはなく、ふーん、と終了。

  • バトルロワイヤルを読み返した後に必ず読み返したくなる作品。

  • ただ最後の一人になるまでひたすら歩き続ける。単純な話なのにものすごく面白い!
    序盤では余裕綽々な登場人物も、時間が経つにつれ、脱落者が増えるにつれ、徐々に極限状態へ近付いていく。
    設定からいって結果は見えているので、その中で生まれる少年たちの友情が眩しくも切ない。個人的にギャラティとマクブリーズのやり取りが非常に心に残った。
    このゲームはBRのように無理やり参加させられるものではなく、「なんで参加したんだ?」という登場人物への疑問は常にありましたが答えは意外と単純なのかも。「自分は大丈夫」って思っちゃいますよね、やっぱり。

  • バトルロアイヤルよりこっちの方が良い。一人一人に個性がある。
    ラストは何となくわかってたけど、切なかった。
    青春っていいなと再認識。

  • この年齢の少年たちを歩かせるということがこの物語の全てなんだと思う。
    キングは少年の心理を描いた作品が本当にすごい。

全140件中 31 - 40件を表示

著者プロフィール

1947年メイン州生まれ。高校教師、ボイラーマンといった仕事のかたわら、執筆を続ける。74年に「キャリー」でデビューし、好評を博した。その後、『呪われた町』『デッド・ゾーン』など、次々とベストセラーを叩き出し、「モダン・ホラーの帝王」と呼ばれる。代表作に『シャイニング』『IT』『グリーン・マイル』など。「ダーク・タワー」シリーズは、これまでのキング作品の登場人物が縦断して出てきたりと、著者の集大成といえる大作である。全米図書賞特別功労賞、O・ヘンリ賞、世界幻想文学大賞、ブラム・ストーカー賞など受賞多数。

「2017年 『ダークタワー VII 暗黒の塔 下 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

スティーヴン・キングの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
スティーヴン キ...
スティーヴン キ...
宮部 みゆき
スティーヴン キ...
宮部 みゆき
スティーヴン・キ...
スティーヴン キ...
スティーヴン・キ...
スティーヴン キ...
スティーヴン キ...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×