アマルフィ

著者 :
  • 扶桑社
3.37
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本棚登録 : 1130
感想 : 219
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  • Amazon.co.jp ・本 (371ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594059385

感想・レビュー・書評

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  • アマルフィ 行ってみたいとおもいました。
    織田さん 天海さん をイメージして読んでしまった。

    映画と内容が違うということなので、
    今度DVD借りてみようかな。

  • 映画よりも映画らしい作品になっている。
    こちらの方が好みではある。
    外交官・黒田の活躍ッぷりは変わらないが、彼を取り巻く人物が映画よりも詳細に描き出されている所は高評価。

  • 映画をもう一度観たい。

  • 真保裕一作品が好きだったけど、織田裕二の映画イメージがあっめ手を出せずにいた。半分くらいまで、なんだかただの誘拐小説が進んでいくなあと読んでいたが、ちゃんと社会性をまとった作品になっていった。歴史と社会勉強しなきゃなぁ

  • 個人的にはアマルフィという作品自体はすごく好きなのだが、書のほうが内容が薄い気がした。およそは書のほうが、内容量が多く、細やかな演出が印象深いことに価値があるのだが、これは例外のようだ。映画を観てから読んでもいい一冊。ただただ、黒田外交官がスマートでかっこいい。
    実際には存在しえない"外交官"をキャラクター設定にしているのはフィクションとして面白い。個人的にアマルフィと黒田外交官が好きである。しかし、真保先生の書という点において、評価は細かくした。やはりこちらは映画ありきの本であると割り切るとよい。

  • イタリア旅行に訪れていた日本人女性の娘がローマのホテルで誘拐される。
    急遽、邦人保護担当の外交官・野田が、誘拐事件を担当し、上司の命令を無視してまで事件解決に奔走する。
    しかし誘拐事件は囮に過ぎず、犯人の真の目的はローマを訪れていた外国要人だった。

    綿密な計画の元に、野田達は犯人の敷いたレールを走らされていることに徐々に気付いていく。
    映画のためのスト-リーのためか、ご都合主義的に見える部分も否めない。が、緻密な犯行計画は面白い。

    真保作品らしくない感じがしました。

    映画は全イタリアロケを敢行しただけあって見応えありそう。

  • ドラマ用だけあって最後がど派手。主人公がスーパーマン過ぎるのが・・

  • フジ開局50周年の7月公開映画の原作。オールイタリアロケという気合の入れよう。外したら痛い一本なんだけど…。
    まずキャスティングが頭に入ってて、それから小説を読んでるから妙な違和感。少なくとも主人公は織田裕二ではない。天海さんも想像がつかないし。そしてほかの人たちの出番の少なさ。映画だと変わってくるらしいけど、サラ・ブライトマンはどこに…(笑)
    邦人誘拐を追う外交官。しかし事件の真の目的はそんな小さなものではなく、祖国のチェチェン共和国を思う3人の人間による、ロシア外相の殺害――”アマルフィ”という計画。しかもラストの舞台はバチカン。『天使と悪魔』が騒がれてるときにバチカン…いかがなものかと。

  • 黒田康作は、役人気質の人間ばかりの大使館職員たちと異なり、己の職責をクールにこなす有能な外交官。
    外務大臣のイタリア訪問の警備の手配のため、ローマに向かった黒田だったが、そこで邦人女性の娘が誘拐される事件が発生する。邦人保護を旨とする大使館だが、責任を被り外交問題に発生するのを嫌がり、地元警察に一任させようとする。しかし黒田は事件を解決し、娘の安全が確保されるまで女性に付き添い、やがてそれがただの身代金目的の誘拐事件ではなかったことが判明していく。

    昔に織田裕二主演でやっていた映画(ドラマ?)を小説にしたものみたいです。
    主人公の黒田がすごい活躍しているように見えて、実はほとんど犯人の思うとおりにすべてことが進んで終わっているという。別にあんたおらんでも娘さん無事に帰ってきたやん。みたいな。

  • きっと映画ならミステリーがスリリングに展開し、アクションも散りばめられて面白いんだろうと思う。ただ、小説として活字を頭で整理しながら追っていくと、「風が吹けば桶屋が儲かる」的な結末で、ちと釈然としない。それでも著者の小説の主人公は、正義感にあふれ、信念を貫くといういつものスタイルなので、感情移入しながら一息に読み終えた。

著者プロフィール

真保裕一(しんぽ・ゆういち)
1961年東京都生まれ。91年に『連鎖』で江戸川乱歩賞を受賞。96年に『ホワイトアウト』で吉川英治文学新人賞、97年に『奪取』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞長編部門、2006年『灰色の北壁』で新田次郎賞を受賞。他の書著に『アマルフィ』『天使の報酬』『アンダルシア』の「外交官シリーズ」や『デパートへ行こう!』『ローカル線で行こう!』『遊園地に行こう!』『オリンピックへ行こう!』の「行こう!シリーズ」、『ダーク・ブルー』『シークレット・エクスプレス』『真・慶安太平記』などがある。


「2022年 『暗闇のアリア』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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