再会のブラックヒルズ (下) (扶桑社ロマンス)

  • 扶桑社
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  • Amazon.co.jp ・本 (446ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594063771

感想・レビュー・書評

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  • 終盤の連続殺人犯との対決まではクーパーとリルの関係修復と、リルの親友タンジーとファーリー(リルの両親が保護した青年)の恋愛模様がメイン。
    今作のメインふたりのロマンスはちょっとイマイチかなという感じだけど、サブカップルがいい。そしてファーリーがワンコ枠です!

    ノーラ先生お得意のガールズトークも炸裂。今回はママとクーパーのおばあちゃんがショッピングツアーに参戦しておんな同士でワイワイガヤガヤ楽しそう。

    殺人犯は崇高なうんちくを並べたてて正当化してるけどただのサイコパスでソシオパス。

    ファーリーとリルと両親との関係がとても素敵でウルウルするシーンもあり、私のなかではファーリーが主役(笑)そしてクーガーのベイビーちゃんが大活躍でした。相変わらずノーラ先生のリサーチ力に脱帽の作品でした。クーパーがリルと別れた理由はわかったけどね…

  • NY育ちのクーパーは、離婚寸前の両親の都合で11歳の夏休みを母方の祖父母が暮らすサウスダコタの田舎で過ごすことに。
    そこで出逢った隣家の少女リルとは互いに惹かれ、高校生の頃には恋人同士になっていた。
    だが、いつしかクーパーがリルと距離を置くようになり、彼女の心は傷ついた―
    別れから12年後、祖父の怪我を理由に私立探偵を辞め戻ってきたクーパー。
    リルは幼い頃より思い描いていた動物学者になり、野生動物保護区を運営する夢を叶えていた。
    ある日、気まずく再会する2人だが―
    ロマンティック・サスペンス。

    犯人はクリミナル・マインドに出てきそうな人物でした-
    同じように親がろくでなしでも、真逆な人生になるのは本人の資質なのか、環境なのか…どっちも、なんだろうけど。
    対決のラストは、そうなるよね、な御約束的決着でしたが。
    ロマンスについては主人公ふたりは、別れに言葉が足りなかったのは事実だけど、それで目標・仕事へ邁進して結果が出たから良かったんだろうね…傷付きはしたけど。
    ヒロイン親友のロマンスの方が面白かったです-

    自然の中でのびのびと過ごしたくなるお話でした-
    (下)のp.14に人物名の誤植有り。

  • 再会したクーパーの想いを素直にうけとれないリル。
    彼を信じて傷つきたくない彼女。
    ブラックヒルズを聖地と崇める狂信的な殺人鬼は、リルを狩りの対象として狙う…

    若い時ならではの愛のために全てを捨ててもいいと思える衝動的な行動を止めたかった彼の優しさは、読み手の年齢を選ぶナ
    だからこそ、失ったものへの彼の想いをもっとエグエグとえぐってほしかったナ

    http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-2757.html

  • 図書館の本

    内容(「BOOK」データベースより)
    リルはアメリカの先住民が聖地と崇めたブラックヒルズの土地に野生動物の保護区をつくり、運営に忙しい日々を送っていた。ところがクーパーとの再会と相前後して、保護区で監視カメラがいたずらされたり動物が殺されたりと、気味の悪い事件が起こり、ついに殺人事件まで発生する。リルの身を案じたクーパーは捜査に参加し、犯人を突きとめようとするが、二人とも互いに対していだく否定しようのない想いを持てあまし、情熱は燃えあがるばかり。犯人の凶手がリルを狙っているとも知らずに…。

    グロい描写は苦手なはずなのに、クーガーやライオンの食事の描写は平気なのはこれいかに?
    クーパーの言い訳が取ってつけた感じもなくはないけど(別れにいたる期間の描写がないからとも言える)いいかんじ。
    タンジーとファーリーもよかったし、久々に?おもしろいノーラ・ロバーツでした。

    Black Hills by Nora Roberts

  • 動物保護区設立者の動物学者ヒロイン。元私立探偵ヒーロー。
    出逢いから十二年。大人になった2人が再会。当時の彼らも愛し合っていたはずなのに彼の言葉は彼女を酷く傷つけた。なのに突然の再会でも彼は彼女の気持ちをちゃんと考えてないように感じた。なんで?2人の愛を諦めて捨てたくせに。勝手すぎる。
    当時夢に突き進むヒロインに憧れながらも拒絶したヒーローの幼さすら感じさせる対応に疑問が残る。まだ2人の人生を背負えない男心もわかるが・・・。このヒロインには好感もてるがヒーローに魅力を感じない。育った環境や愛情の有無でこんなに人間は生きにくいものなんだなぁ。
    ヒロインの周囲を徘徊する病的な男の存在が 2人を引き寄せ合いお互いの想いを再確認できたのは良かったかなぁ。今度こそは逃げんなよ。

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著者プロフィール

Nora Roberts
ノーラ・ロバーツ
1981年『アデリアはいま』(サンリオ文庫)でデビューするやいなや、一躍ベストセラー作家に。86年にアメリカ・ロマンス作家協会初の名誉殿堂入り。2007年には〈タイム誌が選ぶアーティスト&エンターテイナー100人〉の第7位に選ばれている。ロバーツ名義のほか、J.D.ロブ名義では〈イブ&ローク〉シリーズを発表。これまで刊行したタイトルは200点に達し、全世界で累計4億部を超える売上を記録。「ロマンスの女王」として今も世界中のファンを魅了している。

「2023年 『カクテルグラスに愛を添えて (下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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