嘘だらけの日米近現代史 (扶桑社新書)

著者 :
  • 扶桑社
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  • Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594066628

感想・レビュー・書評

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  • こっちの日米も、通説はこうで事実はこうで読みやすい。ただし、今となっては「アメリカは大戦における敗戦国」というのは逆に通説になりつつある気もしないでもない。

    あとこうして日米関係を通して読んでいくと、民主党政権の破壊力の凄まじさがよくわかった。よく持ったな日米関係。

  • 読みやすくて面白い。本当に史実かどうかは別として。

  • おもしろい。アメリカと日本の関係を当時の国際情勢から書いてある。ちょっとした蘊蓄もあり、「へー。そんなことがいったんだ」となり、興味を惹かれる。ペリーと吉田松陰が出会っていて、ペリーが吉田松陰のことを気遣っていたことなど随所にこういった記憶に残るようなエピソードが散りばめられている。正しい歴史を知るべきだなと、あらためて認識させられた一冊になる、

  • 言いたいことを代弁してもらえて、色々スッキリした。

    戦前、日本に対してハルノートで「満州事変以前の状態に戻せ」と言うことは、アメリカに対して「大王カメハメにハワイを返せ」「アメリカ国土を先住民へ返せ」と言うここと同じ、という主張は尤もだ。

    高々百数十年の歴史しか無い国に、少なくとも千三百年以上の歴史ある我が日本が、とやかく言われる筋合いは無い。

  • オバマ時代に書かれた本。面白い。同著者のトランプ本もあったらいいのにと思った。

    日本に対する提言も現実的具体的で同意。まずは正しい歴史認識から。

  • 著者が既存の米国史に一石を投じた一冊。
    多少右寄りと感じるものの、色々と目から鱗の記述があった。

  • 30年戦争 ヨーロッパがカトリックとプロテスタントに別れて戦争
    1620 メイフラワー号 ヨーロッパの落ちこぼれがアメリカへ
    イギリスの紐付支援で開拓 13植民地
    1763 英国 7年戦争に勝利 世界の覇権国になる
    アメリカ大陸でもフランスやオランダを叩き出す
    防衛費を現地負担 ボストン茶会事件
    1775 アメリカの独立戦争 落ちこぼれがフランスの後ろ盾で英国と戦争
    アメリカ ゲリラ戦連戦連敗 ただ英国の補給をフランスが邪魔しなんとかなった
    1783 パリ講和条約でアメリカ独立 ジョージ・ワシントン
    1814 アメリカ 英領カナダに侵略 返り討ちにあう 1814 大統領官邸まで攻めこまれて焼き討ち 焼けただれた官邸を白く塗ってごまかしたのでホワイトハウス

    明治期の桂太郎はルーズベルトに何をいわれても無視していた

    リンカーン 英パーマストンに理不尽に脅されて、泣き寝入りする国だった

    ペリーのころの五大国 英仏ロ墺普

    大国とはその国の意見を聞かなければ国際社会の合意が成立しない国

    ヨーロッパ クリミア戦争の真っ最中
    漁夫の利を得ようとしてアメリカ 日本に開国せまる

    コモドアペリー コモドア 准将 海軍はなく艦隊があるのみ 幕府 アメリカには上陸展開能力がないと見抜いていた

    開国 ロシア、英国でなく小国のアメリカにした

    日露戦争 五大国は利害関係があり、それのないアメリカに仲介を頼んだ

    駐米公使高平小太郎の開戦当初からの根回し、小村寿太郎ダメ押し

    小村のハリマン提案の拒否は、政府がハリマンと対立するモルガン財閥との関係が強かったから

    1907 高平ルート協定

    絶頂期にこそ滅亡の原因が存在するのは歴史の教訓

    石井菊次郎 当時最高の外交官 ウィルソンの動きを止める 1915ロンドン宣言へ加盟 石井ランシング協定 アジア太平洋の日本の国益をすべて認めさせた

    1921ワシントン会議 同一条件で戦えば日本が勝つという前提で交渉している このころアメリカが覇権国家になる

    日本の国連復帰 アメリカがハンガリーでのソ連の行為を容認する代わりに認めてもらった

    岸信介と池田勇人は対米協調を基軸としつつ、アメリカ以外の自由主義諸国との同盟を積極的に推し進め、成功した戦後ただ二人の首相

    三木内閣 良質の保守政治家が結集 福田篤泰、松野頼三、早川宗

    田中角栄 自分の権力を誇示するために、重要なポストにあえて無能な人物を据えるという悪い癖があった

    オバマにとって、日本はすでに国際地図から消えた国

  • 動画を見まくっていたくららなので
    内容は半分知ってました

  • リンカーンは極悪人、ウィルソンは狂人。ペリーを鼻であしらっていた江戸幕府。アメリカを怯えさせた大日本帝国…。日米近現代史の真実を具体的に解き明かしつつ、正しい歴史認識を提示する。

    第1章 捏造だらけのアメリカ建国神話―1775~1865
    第2章 知られざる日米の蜜月―1839~1908
    第3章 世界大戦の勝者はソ連だった―1908~1945
    第4章 敗者としてのアメリカ―1945~1960
    第5章 冷戦期の“お利口さん”―1960~1990
    第6章 アメリカよ、世界を返せ!―1991~2011

  • アメリカはバカ
    アメリカはへたれ
    だけどやるときはやる。

    面白かった。なるほど、こんな視点で読み解いていけば見方が変わる。
    ただ、これが解釈なのか解説なのか判らない。新書のせいか、出典とかそう言ったものが全く判らず、ただのトンデモさんが思い込みを振り回しているのと、読んだだけではよく判らないところがある。

    どちらにしろそういうことを検証することを、歴史修正主義、といってしまう風潮は、気持ち悪い。

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著者プロフィール

憲政史家

「2023年 『これからの時代に生き残るための経済学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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