カフェでよくかかっているJ-POPのボサノヴァカバーを歌う女の一生
- 扶桑社 (2013年7月30日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (179ページ)
- / ISBN・EAN: 9784594068707
感想・レビュー・書評
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もうちょっと共感して笑えるかと期待したが、そこまでディープに思うところもなく一気に読み終えた。なぜこの本を買ったのか、そもそも自分。
デビュー失敗→ミトン屋、というのはありそうで怖い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
表題の話が怖すぎて叫んだ
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「カフェでよくかかっているJ-POPのボサノヴァカバーを歌う女の一生」
「ダウンタウン以外の芸人を基本認めていないお笑いマニアの楽園」
「空の写真とバンプオブチキンの歌詞ばかりアップするブロガーの恋」
「口の上手い売れっ子ライター/編集者に仕事も女もぜんぶ持ってかれる漫画(MASH UP)」
「テレビブロスを読む女の25年」
と、タイトルだけで笑える。
救いようのなさの連続だったり、暗闇のなかをなんとか自力でもがいたり、それぞれのキャラクターの人生が幸せか不幸かなんてことを決着しようとはせず、どうしようもなくこれが自分であり、そこから見える世界を淡々と描こうとしている感じが気に入った。 -
グサグサ刺さる。痛いところつかれたってわけではないけど。
ほんと、キラキラしてるように見えてる人でさえ影のある人生送ってる可能性あるし、本当にじぶんが知ってる世界ってひとつじゃない。 -
2013.9.14読了。毒に満ちたディテール、痛々しいキャラたちにニヤリとさせられる。面白い、でも怖い作品。固有名詞の選び方が秀逸。表題作が一番完成度が高いと思ったが、個人的にはちょっと甘めのマッシュアップの作品が好き。春と修羅の引用含め。
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わー、これは痛い。サブカルくずれのだめな感じがよく出ている。冒頭ピチカート・ファイヴのスウィート・ソウル・レビューから始まるあたりなんか絶妙。
でも、最後みんな自分自身とちゃんと向き合ってるのは、まだ優しい。たぶん、こじらせたらこじらせっぱなしっていう救いのない結末が本当のところじゃないだろうか。 -
面白かったのはタイトルだけ
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ミニコミの人が救われて良かった
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いかにもサブカルっぽい絵だけれど、内容が…笑って済まされないところにいる自分と重なって、エグられた気分。
皆模索しているのですね…今現在どう動いていいのか模索している自分には、大きく響きました。