- Amazon.co.jp ・本 (431ページ)
- / ISBN・EAN: 9784594068868
感想・レビュー・書評
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エリザベスはシカゴで外科医をしている母が精子バンクでドナーを選び人工授精で誕生した。
優れた頭脳と美しさに恵まれたが、母親の組み立てたスケジュールに従うだけの生活を送る毎日だった。
ある日、初めて母に反抗し、髪を染め、身分証を偽造してロシアン・マフィアとの関係が噂されるナイトクラブへ出かけたのだ。
カクテルに酔い、ハンサムなロシア語訛りの男性に誘われ訪れた邸宅で彼女は殺人現場を目撃してしまう―
それから12年、名を変え人目につかないよう暮らす彼女に接近する男が現れ―
ノーラ・ロバーツ200作目の記念碑的力作。
母親の無関心さも解らない-せっかくお金も時間もかけて育てたのに?
普通に付き合って旅行にまで行く相手がいるのにドナーで、てのも?
ヒロインのズレた感覚での発言が面白い-
敵はなんかしょぼかった…初キスの相手、仇なのに惹かれちゃう-とかも
無く、一度ニアミスしたきりハッキングされて情報抜かれても気付かないってどうよ…
ヒーロー一家は、引きこもって接触できないヒロインにはそうしないと仕方ないにしても、押せ押せで個人的には鬱陶しいな-と。
お約束通り、動物は可愛くて食べ物は美味しそうでした! -
FBIやマフィアを凌ぐハッカーなんて、何でもできそう。
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田舎町で広大な敷地の中、常に銃を持ち巨大な犬を従え孤独に生きるヒロインと、彼女に興味を持つ警察所長。美貌と謎めいたところに惹かれたが、やがて彼女の純粋さに気付き愛し始め、粘り強く彼女の心を開かせていく。ずば抜けて賢い彼女だが、世間ずれしていなくて妙にぎこちないところが可愛い。パワフルなヒーローの家族達に巻き込まれ困惑する様子が、カイル・マクラクレン主演の映画ヒドゥンを思いださせた。2014.1
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下巻前半は、彼女が心を開く切っ掛けになる、地元の傲慢な親子の起こした問題に奔走するブルックス。事件を通じて、人生を取り戻すために対決する覚悟を決める彼女。
後半は、全てを語った彼女を助けるために、信じて欲しいと願う彼を、必至に信じようとする彼女の苦悩と、普通に生きることを知る喜びに溢れる彼女の図。
ロシアマフィアと、苦闘を期待すると若干肩すかし感あり。
イリアの再登場ならず残念。
http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-3277.html