ミンコット荘に死す (扶桑社ミステリー)

  • 扶桑社
3.21
  • (0)
  • (3)
  • (11)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 55
感想 : 7
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (399ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594071349

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 舞台は英国のカントリーハウス、周囲から嫌われていた娘婿が変死する。警察は自殺と断定するが、ディーンは他殺を疑い素人探偵活動を開始する。

    もう、どこを切り取っても英国クラシカルミステリな雰囲気満載で満足、満足。登場人物が全員、良い意味で英国的なクセのある人物ばかりで、行動にしろ会話にしろ「ああ、あるよねーこういうの」感が心地よい。
    そして読んでるだけで虫歯になりそうなぐらい出てくるお菓子の数々(笑)(作者も悪ノリしてるのかと言わんばかりに出てくるわ出てくるわ)
    謎解きのシーンでの伏線回収の技は安定して素晴らしい。ユーモアの方向性といい、レオ・ブルースはホント私の好みの作家さんです。

著者プロフィール

Leo Bruce
レオ・ブルース
1903年、ケント州イーデンブリッジ生まれ。本名ルーパート・クロフト-クック。さまざまな著作活動を行いながら、ブルース名義で1936年に最初の本格ミステリー『三人の名探偵のための事件』(扶桑社ミステリー)を発表。ビーフ巡査部長を探偵役とする長篇を8作刊行したのち、『死の扉』(創元推理文庫)で新たな探偵キャロラス・ディーンを登場させる。その後計23作のディーン・シリーズを遺し、1979年死去。

〈扶桑社ミステリーのレオ・ブルース作品〉
『三人の名探偵のための事件』
『ミンコット荘に死す』
『ハイキャッスル屋敷の死』
『ビーフ巡査部長のための事件』

「2022年 『レオ・ブルース短編全集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

レオ・ブルースの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×