ハニオ日記 III 2019-2021

著者 :
  • 扶桑社
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本棚登録 : 447
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594087906

作品紹介・あらすじ

渡って点描し続けた
日々の記録。
彼女と動物たちの「なんでもない」毎日。

「日々は続いていく。悲しみも喜びも飲み込んで。
そして今日も朝日は昇るのです」

この本で著者が伝えたかったことは、この言葉に尽きる。

「ハニオ日記」は石田ゆり子が2016年から始めたインスタ
グラムに投稿してきた日々の記録を全3巻にわたりまとめたものです。
ハニオというのは彼女が共に暮らす複数の猫たちの中の一匹である、茶トラの牡猫の名前
です。ハニオの視点から世の中をシュールに見つめた「ハニオ日記」はハッシュタグをつけ
てインスタグラムの中で連載され、多くのファンの心を掴み続けています。(現在も連載中)
「ハニオ日記」というタイトルはそのハッシュタグのみならず石田ゆり子の世界観を代弁
している言葉なのです。著者である石田が本書の中で描きたかったのは目に見えない「時間」
というもの。

「誰にでも平等に流れていく時間というものを描く術は、日々の些細なことを正直に綴っ
ていくしか方法がないのです。わたしが文章を書くのが好きなのは一瞬一瞬の積み重ねだ
けが時間を描き出す手段だと信じているからなのです(著者)」
人間ひとりと「毛だらけの彼ら」との5年間の記録は膨大な量の写真と膨大な量の正直で独
特な文章で綴られています。どこから開いても楽しめる作りになっており、老若男女全ての
皆さんにお勧めしたい。
「どうぞあなたの本棚に末長く置いてあげてください(著者)」。


●石田ゆり子コメント

5年間の日々の記録をまとめたらびっくりするほどの量になり
自分でも驚いています。
この本のテーマは「時間」。
悲しいことも嬉しいことも全てを飲み込んで続いていく
目に見えない「時間」を捕まえたくてわたしはいつも文章を書いています。
(でも時間は絶対に捕まえられない!)
この本は
小さな小さな日々の記録の積み重ねによって形になりました。
私を取り巻く全ての人と愛おしい「毛だらけの彼ら」たちに
心からの感謝と愛をこめて。
そして
この本の印税を全て、
保護犬、保護猫たちのために使うことを決めています。
このことが、私がこの本を作る一番の動機でした。
私と彼らの日々が、保護犬、保護猫たちを少しでも支えるのであれば
こんなに幸せなことはありません。

あなたの本棚に末長く置いていただけますように。

2021年 5月1日 石田ゆり子

感想・レビュー・書評

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  • ゆったりと過ぎていく毎日を大切に過ごしているのを感じた。
    文章は本当にハニオくんが話しているかのよう。
    うちでは動物は飼えないけれど、この本を見て癒されよう。
    しかし何で私は3冊目を買ったんだ?

  • シリーズ3作目、最終巻。
    この3巻はちょうどコロナ直前から2021年まで。
    日々の優しい写真と文章に心癒された。

    素敵なオブジェなどが棚にいっぱいだけど、倒されたり落とされたりして壊されないのかな?といつも心配になる。そんなことしないいい子たちなのかな。うちの猫だったら一瞬で壊しそうな…
    あとばびぶーの本名がバンビなの、初めて知りました笑

  • 自分と生活してくれている動物たちをより一層大事にしようと思える。動物たちの一生どの1ページを引き抜いても幸せな1ページであるように…の言葉が良かったです。一緒にいれる毎日をもっともっと大切にしていきます。

  • ばんびくん登場♡

    穏やかな日々の積み重ね、クスっと笑えて時々泣いてしまう…それでも毎日は続いていく。
    石田ゆり子さんと可愛い動物たち。本当に素敵な本で、大切にしたいずっと本棚に置いておきたい3冊!

    雪ちゃん、ハニちゃん、タビ兄ちゃん、はっち、みっつ、ばびぶー皆元気で長生きしてほしいな。

  • 動物たちへの感謝と愛情をたくさん感じられる本。
    雪ちゃんの表情の優しさ、ハニオの穏やかな眼差しに癒されます。ばびぶーの子ネコバスぶりも可愛い。
    休日に読むのにぴったりでした。

  • 3冊目、猫一匹が加わりユリゴロウ王国
    コロナ禍スタートの頃(2021年春先)まで
    印税は保護犬・保護猫のために使うそう
    ※私は図書館で借りたので寄与できなくて申し訳ない
    茶トラ3匹、みんな雄なのに随分性格が違う
    タイトルになっているハニオは人見知り
    著者(人間の方)はオンラインで英語やギター学修
    仕事もいろいろ活躍している

  • めちゃくちゃ癒されます。

  • ゆりこさんは心も美しい。
    本当に優しい人なんだなぁと感じ入りました。

  • 3巻目の最終巻も、あたたかいし、やさしいし、みずみずしい。
    バンビ(通称ばびぶー)も新たに仲間入りして、彼らが生きていくためのお世話に気を抜くことなく、命に責任をもって平穏な日常を丁寧に積み重ねていくことは、きっと想像以上に大変だろうと思う。
    でも、とても素敵で尊くて、羨ましいと思う。

    この本やインスタグラムを通して、彼らの日常をのぞかせてもらえることに感謝しています。
    とても穏やかであたたかな気持ちになれるから。
    彼らが健やかで幸せな毎日を送る日々が、ずっと続いていきますように。
    そう願います。

  • ばびぶ〜!!!

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著者プロフィール

石田 ゆり子(訳)
1969年10月3日生まれ。東京出身。女優。

「2021年 『『海のむこうで』BOXセット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

石田ゆり子の作品

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