通い猫アルフィーの約束 (ハーパーBOOKS)
- ハーパーコリンズ・ ジャパン (2019年11月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784596541260
感想・レビュー・書評
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通い猫アルフィーのシリーズも5作目。
少しずつ変化も訪れます。
エドガー・ロードで3軒の家に通い、皆を仲良くさせてしまったアルフィー。
仔猫のジョージを息子として可愛がり、タイガーとも仲良し。
お隣に引っ越してきた一家に、ご近所は猫たちも含めて騒然。そこには見たこともない模様の小柄な猫もいたのです。
日本から帰国した母娘が連れていたのは、三毛猫でした。
作者が日本を訪問したことが生かされているらしく、日本ではほとんど猫を外に出さないため、猫のハナも外に出たことがないという。
ジョージと年が近そうなハナ。
アルフィーは友達になろうと頭をひねり、体をひねります(笑)
子供たちのなかでは一番上のアレクセイは14歳。思春期で口数が少なく反抗的になり、親たちは悩んでいました。
引っ越してきた家の娘コニーとアレクセイが親しくなりかけたら、その母が警戒して大反対、ご近所まで険悪に。
一方、アルフィーにも思わぬ大問題が降りかかります。
クリスマスシーズンだというのに、大切なみんなに危機が…!?
悲しいこともありつつ、ひどいことにはなる前に解決していくのがこのシリーズのいい所。
誰もが抵抗できない可愛さを持つ無邪気なジョージの鈍感力?子供なりの考えや成長ぶりが可愛く、頼もしく、笑えます。
ほっこりできる読後感に、癒されました☆詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
シリーズ5作目。
幸せと悲しみ、愛と孤独。生きていれば避けられない正反対の感情と上手く付き合うにはどうしたらいいか、アルフィーとジョージが教えてくれた気がした。
日本の三毛猫ハナが仲間に加わりびっくり。 -
通い猫アルフィー・第五弾。
今回エドガー・ロードに越してきた母娘が日本にいたという設定で、連れている猫が三毛猫っていうのが素直に嬉しくなってしまう私です。(以前訪日して頂いた、レイチェルさんのサービスでしょうか)
さて、毎回人間達の問題を解決する為に奮闘するアルフィーですが、今回はそれどころではないほど、大きな悲しみがアルフィーとジョージに降りかかります。
悲しみに打ちひしがれると同時に、ジョージともぎくしゃくしてしまい、心乱れるアルフィー。ただ、周りの猫仲間達が本当にいい奴(猫)ばかりで、良い友だちがたくさんいるのって素敵ですね。
人間サイドも、思春期になったアレクセイの恋模様など、問題ばかりなのですが、なんだかんだでアルフィーは人間達の為に頑張ってしまう訳で・・。
読むたびに、心の中に愛があふれてくるような感じになるこのシリーズ。今回もラストはほっこりした気持ちになりました。
英国ではすでに新作が出ているようなので、翻訳を心待ちにしております。 -
だいぶ人間との間でコミュニケーションができるようになってきたアルフィー
今回の物語は悲しいことがあるけれどそれを乗り越えて色んな問題を解決していく頼もしいアルフィーとジョージ
こんな猫が近くにいたらみんなが幸せになれるだろうな -
またアルフィーに問題や、悲しい出来事が降りかかる。
でも本当に、周りの人や猫たちが優しくて、素晴らしい。
猫には感情があるって、ちゃんと悲しみを共有してくれる人がいて、猫たちも幸せだなぁ。
ジョージも素敵な子に育っていて、嬉しかった!
やっぱり猫ってかわいい。
色々と人間のことを理解しているけど、いつも知らないふりをしているだけだよね? -
ひと時ゆっくりゆったり、エドガー・ロードで過ごしにいきました。
変わらない世界だけど、少しずつ時間が流れ、みんな少しずつ年齢を重ねていきます。 -
シリーズを通してとても好き。レビューを覗くとここまで擬人化して、と違和感を覚える人も少なくなさそうだけど、それでもやっぱり猫世界や人間世界のドラマにほろり。鈍感・純粋ジョージは強い。