- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784596550217
感想・レビュー・書評
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よくわからない展開。
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ブクログの献本で頂戴しました。
面白くない訳では無いのだけれども色々と中途半端すぎる。ラノベに慣れている世代ならこういうきちんと終わってない所で一巻が終了しても続き読もうって気になるのかなぁ…
色々と盛り込みすぎなんですよねぇ。異常事態が発生し、大人の居ない場所で少年・少女が生き抜いていく設定は割とよくみかけますが問題は何を主題とするのか。主人公たちの淡いロマンスに事態の原因究明、仲間内の格付け争いに特殊能力持ちの戦闘まで盛り込んでまさに盛りだくさん。そしてどれも中途半端で消化不良気味で終わりました。
主人公が何を考えて居るのかよくわからないのであまり感情移入も出来なかったのが一番の問題かなぁ。異常事態が発生してパニックになるのはわかるけどあの場面でリーダーシップを発揮する人は居なかったのか。というか14歳が何人居て他の子供たちが何人居るかもよくわからなかったし。食べ物はマクドナルドはきちんと書かれてたけどそれだけ?14歳って料理ぐらい出来ないか?さらに食料は今後どうするんだ?(パーティやってる場合じゃ無いだろうとかツッコミを入れたくなる)一番大事な飲料水は?訳は分からないけどバリア外から運ばれてくるからそれはそれOKなのか?
日本だったらどうだろう。一応学級委員とかいるし生徒会とかあるからその辺りがイニシアティブを取りそうな感じではある。ああいう感じにやりたい放題・好き勝手にはならなさそうかなぁ?
お話もただただ時間が過ぎ問題を先送りにした結果なんかカオスが広がってるよ…みたいなお話になってしまったような。ヒロインが天才少女という割には何の役にも立たずさらに魅力的でもないため読んでいてナンダカナ~という気持ちになりました。
個人的にはラナはどちらにも合流させず孤独な状態でコヨーテと対決させてた方が良かったように思います。それで後々の二組の話とつながれば面白かったのではないかな、とか思ったり。とりあえず異能者バトルは読んでいて想像が追いつかなかったので二巻以降はまあいいかな…と蠅の王が好きな自分は思いました。