- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784620320243
作品紹介・あらすじ
医師不足に端を発した医学部定員増。その陰に忍び寄る医学部"バブル"と学力低下の危機…。人材戦略なき日本に「貧乏人は医者にかかるな!」の著者が放つ衝撃の事実。
感想・レビュー・書評
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薬学部六年生で失敗しているので、共感出来ます
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三葛館医学 490.7||NA
ドキッとする挑発的なタイトルの本書は、2008年度から始まった医学部定員増員政策を「医学部バブル」と称し、警鐘を鳴らしています。
本学でもこの政策が適用されていますが、これからの少子高齢社会における医師のあり方について、本書の論理を鵜呑みにすることなく、広い視点で考えてみる必要がありそうです。
和医大OPAC →http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=59901 -
「誰が医療費を払うのか?」という視点は新鮮でした。地方の病院がなぜ潰れるのかわかりにくいのだけれど、その仕組みがわかりました。若年人口が急激に減少し、高齢者ばかりになる。その高齢者に私もなるのだ。
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医学部の入学定員が大幅に増員されているそうだ。
しかし、新臨床研修制度によって、医師が自由に勤務先を選べるようになったため、新卒医師の大半が大都市の病院か有名病院を希望するようになったという。
そのため、地方の医療が崩壊するといった危機に陥っている事実は見直さなければならない点だ。
過重労働や訴訟リスクから産科、小児科、救急、外科の医師不足という負のスパイラルにも巻き込まれてゆく。
新人医師の能力低下という現実も恐ろしい。どうにかならないものなのか。