オペラと歌舞伎 (丸善ライブラリー 89)

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  • 丸善出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784621050897

作品紹介・あらすじ

オペラと歌舞伎、この双子の兄弟のように似た芸能の誕生に遡り、歴史、民族性、社会的背景から、その類似性の秘密と、その本質を探る。

感想・レビュー・書評

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  • 1600年頃、日本とイタリアでほぼ同時に、類似した芸能が誕生。

  • 論調が暴走気味で、我が強い話の進め方に「へえ、そうなんだ」と感心するより「え、そうなの?」と思ってしまう事しばしば。読者を置いてけぼりにする盛り上がりようは、題材に対する愛情を感じますが諸刃の剣。オペラと歌舞伎、このふたつの共通点と相違点の比較論よりは、オペラと歌舞伎が大好きなのでそれについて熱く語る。という要素が大きいです。著者の主観が強すぎるので、私としては残念だった部類に入る本でしたが、カストラート(去勢された男性歌手)を扱う章はかなりの読み応えがあり、この部分だけでも読んだ甲斐がありました。

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著者プロフィール

オペラ研究家、評論家。『オペラ名曲百科(上・下)』、『ヴェルディのオペラ』(以上、音楽之友社)、『オペラと歌舞伎』(丸善ライブラリー)『新潮オペラCDブック(全10巻)』ほか著作、翻訳・対訳も多い。

「2019年 『まとめてわかる! ドイツ・オペラの名曲』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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