「地球温暖化」狂騒曲 社会を壊す空騒ぎ

著者 :
  • 丸善出版
4.36
  • (13)
  • (5)
  • (3)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 94
感想 : 14
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784621303047

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「地球温暖化」狂騒曲 社会を壊す空騒ぎ。渡辺 正先生の著書。パリ協定のもとで日本は2030年までに約80兆円も使いながら地球を冷やせない。不合理な温暖化対策。貴重な研究予算の無駄遣いをしている研究者たち。とても辛辣で手厳しいご意見。でもパリ協定がなかったら地球温暖化対策がなかったら地球温暖化はもっと速いペースで進んでいたかもしれません。地球温暖化が進むペースをおさえられただけでもパリ協定や地球温暖化対策の価値は無限大。そう考える人が増えることが地球温暖化を止めるための第一歩。

  • 果たして本当に地球温暖化は進んでいるのか。著者は肯定しつつも、それは二酸化炭素排出に依るものではなく、自然現象であると説明する。また、二酸化炭素の増大は植物にとって歓迎すべきことであり、それにより収穫量が増え、緑化が進み、砂漠化が止まるという。更に、国連組織IPCCによるデータ改変、というか捏造、それに乗っかる形でのNHKや朝日新聞の偏向報道の問題点を列挙する。NHKは地球温暖化の例としてツバルの水没を挙げたけれど、映像の撮影日は一年の内で最強の大潮が到来する日であり、その後国土は逆に拡大していたという。また、京都議定書やパリ協定の無意味さ、それに対して投入された、あるいはされる国費の大きさを慨嘆し、再生可能エネルギー、バイオマス燃料のまやかしを説く。ではなぜ全世界的にそのような方針が支持されるかというと、元副大統領ゴア氏を代表とする支配者層の利権のためだとする。米国ではトランプ大統領を始めとして、温暖化を懐疑的に見る人の輪が徐々に広まって来ているとのことで、日本でもそうなればいいと思う。あり得ないほどのお金が無意味に消えていくので。それで経済が回るのはいいけれど、国民負担が増加するのは目に見えているし…

  • 比較して読まないと

  • 温暖化・寒冷化は、地球の自然現象の可能性が大きい。
    自然の現象に対応して行動するのが合理的なやり方。
    地球の気候については、まだまだほとんど分かっていないので、利権が絡んだ結果ありきの論文や解析データによって巨額の税金などを投じるのは全くのナンセンス。
    最近は鵜呑みにしていた状態から覚醒してきた人も多い。

  • 副題は「社会を壊す空騒ぎ」で、見方が変わったなぁ。いい本だ~過去100年間で地球の気温は1℃ほど上がったと言われるが、その半分は数百年前から続いてきた自然変動とか、20世紀後半から進んだ都市化のせいで、人間活動から出るCO2の効果はせいぜい0.5℃。0.3℃の上昇が異常気象の増加や氷河の融解を急速に進めてきたというのは、どうみても思い過ごしだ。南極の氷が溶けた気配はない。異常気象の具体的証拠もない。海面の上昇などは年にせいぜい2~3mmだから護岸工事をゆっくり進める方がよい。大気に増えるCO2のプラス面は、①33年間で地球全体の植物の量が10%増えた。②植生がある場所のうち25~50%で緑が増えた。③緑が増えた場所の総面積は米国本土の2倍を超す。④緑を増やした主要因のうち、大気に増えるCO2がほぼ7割と推定される。IIPCという集団が人類の緊急課題にしてしまい温暖化対策として使う5兆円(1日あたり140億円)、四人顔z区で電気代より高い1万3千円を温暖化対策に献上し、それに群がる勢力がある。~「お役人には心か同情したい」p174とか、「200兆円ほど使って地球を最大0.003℃しか冷やせない。税金の使途として最悪だろう」p117とか、シニカルだなぁ。はい、大変勉強になりました

  • 東2法経図・6F開架 451.8A/W46c//K

  •  
    ── 渡辺 正《「地球温暖化」狂騒曲 社会を壊す空騒ぎ 20180624 丸善出版》
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/462130304X
     
    https://booklog.jp/author/%E6%B8%A1%E8%BE%BA%E6%AD%A3
     
    https://www.youtube.com/watch?v=FWSizFSkI_s(20071227 9:58)
     地球温暖化の真相とは 1/5
     
     渡辺 正 19‥‥‥ 山陰 /東京大学生産技術研究所 副所長
    http://webronza.asahi.com/science/articles/2016010800006.html
     
     葉 千栄 1957‥‥ 上海 /国立上海戲劇学院大学卒業、早稲田大学
    大学院政治研究科修士課程修了、国立上海芸術劇院俳優。
    /1985 中国演劇代表団メンバーとして初来日。
    /東海大学教授(現代中国語、現代中国社会)
    http://d.hatena.ne.jp/adlib/20090131
     
    (20180719)
     

全14件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

渡辺 正(わたなべ・ただし)
1948年鳥取県生まれ。東京大学大学院工学系研究科博士課程修了、工学博士。同大学教授を経て名誉教授。著書に『高校で教わりたかった化学』『「地球温暖化」狂騒曲」』、訳書に
『教養の化学』『フォン・ノイマンの生涯』『元素創造』ほか多数。

「2022年 『アインシュタイン回顧録』 で使われていた紹介文から引用しています。」

渡辺正の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×