- Amazon.co.jp ・本 (168ページ)
- / ISBN・EAN: 9784622023487
感想・レビュー・書評
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2019.7.17
詩を読むの、難しい これは患者を観察していて思ったことなのだろうか?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
エヴァの元ネタのひとつと聞いて読んでみた。詩って、わからないし苦手だと思ってたけれど、これはとてもとても面白く読めた。たぶん、エヴァのことを考えながら、綾波レイや碇シンジの声で読んでいたからかもしれない、心のなかで。
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面白いです。詩というより演劇かな。この本買ったのはもう30年近く前だけれど、暑い夏のさなかに新宿の紀伊国屋で精神医学の棚に見つけたんだった。当時何を考えていたのかを思い出した。つまりは30年近く前の自分に出逢ったということさ。
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神経症的というかすれ違いというか噛み合わないモヤモヤを感じさせる対話を扱ったものが多く感じた。わたしは糸がなくなったヨーヨーなのよ、と締めくくられる寂しさ。ほんとうに 好き?好き?大好き?と、どれだけ言葉を尽くしたとしても繰り返されそうな問い。もしあたしと結婚しようものなら…のリフレインで語られる、いかにひどい目に合わせるかという詩編、など。/ただいまの 永遠にこそあらね ときとして まさりてあるか 絶えてなきには(59)/世間で言うには 善意ってやつは 地獄への道普請になりもする もしなにごとかにするだけの値打ちがなければ そいつにはちゃんとする値打ちなどありはせぬ(32)/中島敦「石とならまほしき夜の歌八首」は読んでみたいと思った。
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とにかく居心地の悪い違和感。
初めての人と会って、話してみて、途中でそいつが気狂いだと気づいたら、こんな気持ちになるだろう。
あるいは、初めての人と会って、話してみて、途中で自分が気狂いなんだと気づいたら。
映画「イレイザーヘッド」や、バンドで言ったらD.N.A。そういう違和感。
うんざりという快感。 -
舞城王太郎の「好き好き大好き超愛してる」タイトル元ネタと知って読んでみた
詩とも小咄ともつかぬような内容。
しかもシュール。
短いのは割とわかりやすかったよ。
みなさんのレビューをみて、
理解するのではなく、
異常なぞわっとする雰囲気を感じるだけで充分なんだと思った。
そういう意味では堪能できました。
嫌いじゃない。
表紙がすっごくかわいいの
画像なくてざんねん! -
病んでる人(失礼)が書いた詩集。やみつきになりそう。
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文字で表されているからこそ理解できるのでしょう。
言葉だけで紡がれているからこそ考えさせられるのでしょう。
詩という表現だからこそ、引き込まれるのでしょう。
映画という表現だったら、どうなっていたでしょう?
本だからこそ、心を揺さぶられたのかもしれないけれど、もっと色んな形で観てみたい。漫画、アニメ、映画、ドラマ、演劇…。