通り過ぎた人々

著者 :
  • みすず書房
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本棚登録 : 10
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (163ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784622072881

作品紹介・あらすじ

新日本文学会とはなんだったのか。軽妙なタッチでペーソス豊かに描かれた追悼録から、戦後日本を代表する文学運動体の盛衰が浮かび上がる。

感想・レビュー・書評

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  • 京都の古本屋さんに選書してもらったうちの一冊だが、新日本文学会も小沢信男も知らないまま読む。
    今ひとつ文学史上の運動というのがピンと来ないし、振り返って紹介される面々も知らない作家が多いが、それでも会の雰囲気や魅力を感じるところがある。おそらく導入のための本なのだろう。
    詩と小説のちがいについて。「小説は寝ているやつを立たせることができるかもしれないが、詩は立ってるやつを走らすぐらいはできそうだ。」(関根弘)

  • 菅原克己がよかった。仙台・ブラザー軒に行きたいなぁ。

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著者プロフィール

1927年生まれ。東京・銀座西8丁目育ち。日本大学芸術学部卒業。大学在学中の52年、『江古田文学』掲載の「新東京感傷散歩」を花田清輝に認められ、53年に「新日本文学会」に入会。以後、小説、詩、俳句、評論、エッセイ、ルポルタージュなど多ジャンルにわたり文筆活動を行う。著書に『私のつづりかた』『東京骨灰紀行』『裸の大将一代記』『悲願千人斬の女』(以上、筑摩書房)、『俳句世がたり』(岩波書店)、『通り過ぎた人々』(みすず書房)、『捨身なひと』(晶文社)、『本の立ち話』(西田書店)などがある。

「2012年 『東京骨灰紀行』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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