源義家: 天下第一の武勇の士 (日本史リブレット人 22)

著者 :
  • 山川出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (86ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784634548220

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  • ≪目次≫
    はじめに  源義家のイメージと実像
    第1章    父祖の功業
    第2章    義家の登場
    第3章    延久年間における陸奥の賊徒追討
    第4章    河内源氏と鎌倉
    第5章    後三年合戦
    第6章    坂東との関係
    第7章    白河院と河内源氏、その空間
    第8章    義家の評価

    ≪内容≫
    山川出版社のリブレットの第2弾は「人」シリーズであるが、その一冊。たしかに、自分の持っていた『源義家』観を100%変えられた。戦前の史観とは一線を引いていたつもりだったが、その線上に義家を乗っけていたようだ。つまり、勇猛果敢はいいが、後三年合戦で坂東の武士に自腹で恩賞を与えた云々は架空の話で、当時の武士らしい乱暴な男だった、土地や財産にこだわった(言い方は雑ですけど…)。
    教えているときから、こんないい男の息子(源義親)が、なんで反逆児なのかいまひとつしっくりこなかったのが、納得する本でした。

著者プロフィール

1951年、千葉県生まれ。1973年、青山学院大学文学部史学科卒業。1981年、青山学院大学大学院文学研究科史学専攻博士課程修了。現在、京都女子大学名誉教授 ※2022年6月現在
【主要著書】『伝説の将軍 藤原秀郷』(吉川弘文館、2001年)、『源氏と坂東武士』(吉川弘文館、2007年)、『源義家―天下第一の武勇の士―』(山川出版社、2012年)、『東国武士と京都』(同成社、2015年)、『源氏の血脈』(講談社学術文庫,2022年)

「2022年 『公武政権の競合と協調』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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