ときめくクラゲ図鑑 (ときめく図鑑)

著者 :
  • 山と渓谷社
3.43
  • (3)
  • (8)
  • (6)
  • (3)
  • (1)
本棚登録 : 150
感想 : 13
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784635202459

作品紹介・あらすじ

体の90%が水でできているクラゲは、海面や海中をゆらゆらと浮遊する「プランクトン」と呼ばれる生き物。そんなクラゲを眺めているだけで、知らぬ間に癒されてしまいます。

クラゲとはどういう生き物なのでしょう?どのような種類がいるのでしょう?なぜ透明なのでしょう?クラゲの毒は?クラゲに魅せられた人々の文化史は?
等々、謎多きクラゲを、水中フォトグラファー峯水亮氏の最高に魅力的な写真とともに理解し"ときめく"を体感するための図鑑です。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • クラゲとはどういう生き物なのか、どのような種類がいるのか、なぜ透明なのでしょう、クラゲの毒はあるのか、などクラゲについて知ることができます。

  • クラゲの基本的な解説が少々と、さまざまな種類のクラゲを紹介する図鑑。

    解説が後半にまとめられているので、知識がない状態で図鑑を読み進めると、わからない単語がたくさん出てくる。本の構成がちょっとなぁ……という感じ。
    広く浅くといった感じなのかなぁと思ったが、こんなかたちのクラゲがいるんだ!? と知れたのは面白かった。
    軽い気持ちで手に取るにはちょうどいいが、全体的にちょっとずつ物足りない印象。

  • クラゲの概要と雑学。

    昔の人のクラゲの捉え方が様々で面白い。
    ポルトガルでは海に落ちた月だったり、アイヌではボコボコに殴られた結果であったり、アメリカでは恐れられていたり…。

    美しくて奇妙で不思議な姿にはいつまでも心惹かれる。

    私は小学生のころのミュージカルでクラゲ役をやったときからクラゲが好きになり水族館へ1人でも通っていて、20年近く経った今でも、クラゲが好きだ。

  • 図書館でフラッと見かけて読んでみる。

    その美しい装丁からイメージできなかったけど、
    内容はきちんとクラゲの話(民俗学、生物学的な)が
    沢山書かれていて、読んでいて勉強になった。
    その上で、一つ一つ美しいクラゲたちの写真にウットリ。

    これを読んで、一口にクラゲと言っても大まかに6種類いる、とか、繁殖の仕方、とか、
    クラゲが見られる水族館まで紹介されていて
    クラゲ初心者は楽しんでクラゲを知れるのでは。

    ただ、クラゲの体の構造などの紹介があったけど
    具体的にどんな機能があるのかは書いてなかったのでよくわからなかった。
    普通にほぼ漂っているだけなのに、どうやって繁殖の相手とか見つけるのかなぁ…

  • 写真がキレイなだけじゃなかった!クラゲの歴史も簡単に書いてあって、『今昔物語集』にも出てきていたとは、、、
    確かに昔話にも出てくるし、つぎは昔話探してこよう。ひとつの本から読みたい本が広がって行くのって楽しい(*´˘`*)

  • クラゲの雑学が学べる。

  • ユラユラしているアイツのこと。

    クラゲとしてイメージする姿はミズクラゲしかない自分としては、初めて知ることも多く、楽しめた。著者の愛がところどころあふれているのもご愛敬。文学作品に出てくるクラゲや各国の言い伝えなど、決して生物学的な話に終わらないところがよい。

  • クラゲの写真や生態の解説本。

    綺麗なクラゲもいれば、グロテスクなクラゲもいたり、色んな生態や形のクラゲがいて面白かったです。

    でもトキメキはなかったかな…


  • クラゲの種類はもちろん、クラゲの基本的な生態や、日本文化の中に息づくクラゲの話など、クラゲ満載。
    いろいろな種類のクラゲ写真に、ぽわーんとした気分を味わいながら、意外にカラフルなクラゲに驚き、「え!!これもクラゲなの!!!」と型に驚き。

    一般的なミズクラゲが一番かわいい。
    アマクサクラゲは、触手が長くてスラっとしていてカッコイイ。

    『クラゲって、いったい何者?』で心底驚いたのは、クラゲがプランクトンだということ!
    プランクトンだったのか。。。
    ミジンコと一緒かい。。。驚き。

    いつか、たくさんの種類に会える鶴岡市立加茂水族館に行ってみたい!

  • 全く未知の世界。美しい写真と簡単な説明でパラパラっと読むのに良い分量。カワリハコクラゲモドキのカクカクした形状に驚き。アカクラゲやタコクラゲなどのように、ビニル袋風でないクラゲもいるのでした。Zygocanna vagansの写真は本邦初公開ということで和名がまだないのかもしれない。カブトヘンゲクラゲやソコキリコクラゲムシなどのように浮かんでない改定付着しているクラゲもいるなんて、多様性に富んでいる。どこかで聞いたことがあってうっすら知っていたけれど、そうそう、クラゲは変態するのでした。一生のうちで形態が大きく変わる。カエルとか、蝶のようなものか。著者自身、クラゲに刺されたせいで、クラゲを食べるとアナフィラキシーショックが起きるようになったなんて、クラゲのパワー、すごい。

全13件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1970年 大阪府生まれ。20歳のときに静岡県の大瀬崎の海の魅力に惹かれ、大瀬崎の現地ダイビングインストラクターとしてガイドの仕事をはじめる。1年320日以上を潜り、フィッシュウオッチングブームのさきがけとなり、番組の制作のアシストや著名な写真家 中村征夫氏や吉野雄輔氏の撮影ガイドなどを経験しながら自らも水中撮影に励む。7年間のガイド生活を経たのち、1997年にフリーランスフォトグラファーとして独立する。生態写真だけを用いた日本の海の甲殻類図鑑『海の甲殻類』を文一総合出版より刊行し、高い評価を得る。他に主な著書に『ポケット図鑑 日本の海水魚466』『サンゴ礁のエビハンドブック』(以上文一総合出版)

「2013年 『デジタルカメラによる 水中撮影テクニック』 で使われていた紹介文から引用しています。」

峯水亮の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×