事典有名人の死亡診断―近代編

著者 :
  • 吉川弘文館
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (377ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784642080354

作品紹介・あらすじ

明治時代以降、新しい文化の影響をいち早く受けた上流階級・知識人たちはどのように死んでいったのか。医学史の権威が、近代の有名人の病歴と死因を検証し、略歴とともに紹介する。巻末に「近代有名人の死因一覧」を付載。

感想・レビュー・書評

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  • 281

  • wikipediaで旧皇族の項を逍遥していたら、"『事典 有名人の死亡診断 近代編』付録「近代有名人の死因一覧」より"の文字が。おおう、こんないかにも私好みの本を見落としていたとは。何度見ても新たな発見があるものだ。
    内容はタイトルのとおり…ではない。著者は医者らしいが病跡学的な分析はほとんどなく、明治・大正・昭和前期の死亡記事――をさらに同時代人が日記に転記したものを、ひたすら羅列する体裁。この時代の貴顕に興味がない向きには、たぶん少しも面白くない。個人的には、全員を顔写真付きで紹介する親切設計がたいそうツボにヒットする好著であった。

    2018/8/18~8/19読了

  • 近代174名の紹介と死亡原因が載っている事典。死亡当時の様子や司法解剖の結果などが結構細かく載っているので、全部読んだ時にはぐったりした(解剖系苦手)。

  • 明治から戦前の著名人の死因と略歴。
    当然のことながら政治家や軍人、作家などが中心だが
    著者が医師であるためか、取り上げている人物に医学者が多いのが特徴。

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著者プロフィール

1906年、岐阜県に生まれる。 1932年、名古屋医科大学卒業。 元山下病院長、医学博士、文学博士。1992年、没。
【主な編著書】『奈良時代医学史の研究』 『平安時代医学史の研究』 『鎌倉時代医学史の研究』 『室町・安土桃山時代医学史の研究』 『江戸時代医学史の研究』 『近代諸家の死因』『王朝貴族の病状診断』

「2020年 『王朝貴族の病状診断〈新装版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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