ちびっこカムのぼうけん (新・名作の愛蔵版)

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  • 理論社
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  • Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652005033

感想・レビュー・書評

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  • ちびっこカムが仲間とともに大男ガムリイにいどむ冒険物語!

    ちびっこカムは、母さんの病気をなおすイノチノクサを探しに火の山へ冒険に出かける。火の山に入って帰ってきた人はいない。山には、おそろしいオニの大男、ガムリイがいるからだ。ガムリイは数年前、カムの父さんを海になげとばしたという……。

    「その声は、百千のカミナリがいちどになりだしたよう、でかい口は、そのまま、火のカマのよう、ごおごお、火花がとびちります。」

    カムは、火の山にのぼる道中いろんな動物を助けるが、ここぞという場面で、今度は動物たちがカムの力になってくれる。そこがおもしろかった。読み応えのある冒険物語。

  • どんな病気も治すというイノチノクサを求めて、カムの冒険が始まります。
    骨太なストーリー、魅力的なキャラクター、アニメ化してもいけるんじゃないでしょうか。
    誰かに教えたくなる一冊です。

  • この作品との出会いは子供の頃テレビで見た映画(だったのですね)でした。シンプルに面白かったです。「ぐつぐつ煮込んでいる」ところ、印象的でした。タイトルが分からなくて、本と巡り合えたとき本当に嬉しかったです。ストーリーは覚えていなかったのですが、大人になって読んでみて、まっすぐ心に入ってくる話だな、と思いました。小さな私の心にも残っていたのでしょう。

  • 多摩図書館が編集した、子どもへの読み聞かせに適した推奨本の一冊。

    「いろいろなタイプの少し長い物語」としてあげられたなかの、「冒険を描いた物語」として紹介。

    「子どもを本好きにする10の秘訣」>「冒険・ファンタジー」で紹介された本。

  • 仲間を自分で増やしながらその力をかりて冒険していく様子にわくわくします。

  • トナカイに萌えた。

  • 小学生の頃に母から贈られた本だった。
    男の子向けじゃんと思いつつ
    読んだら面白くて大好きに。
    冒険に、北の国に、夢中になって
    想像を膨らませたものだった。

    大人になった今、また読んでみたいかも。

  • 小1のときに実際の人形劇で見てからしばらくずうっと好きだったお話。なんか泣かせるんだ。みんなが健気で。もう一回読みたい

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著者プロフィール

神沢利子 1924年、福岡に生まれる。子ども時代を北海道樺太で過ごす。文化学院文学部卒業。童話作品に『ちびっこカムのぼうけん』(理論社)『くまの子ウーフ』(ポプラ社)『銀のほのおの国』『流れのほとり』(福音館書店・日本児童文芸家協会賞)『神沢利子コレクションI~V』(あかね書房・巌谷小波文芸賞)など、絵本に『たまごのあかちゃん』『おばあさんのすぷーん』『ぽとんぽとんはなんのおと』『おっとせいおんど』『いいことってどんなこと』『えぞまつ』(以上福音館書店)など多数の作品がある。東京在住。

「2022年 『てんのくぎをうちにいった はりっこ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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