- Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
- / ISBN・EAN: 9784652005033
感想・レビュー・書評
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くまをなげれるのはなぜ
お父さんが見つかるといいね
カムが指輪を見つけられてよかった詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ちびっこカムがトナカイにのプルガにのって火の山のてっぺんにいきガムリイをたおしてゆびわをうばいシロクジラにされたお父さんをすくったのがゆうかんでかっこよかったです。
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[かあさんの病気を治す、イノチノクサをとりに火の山に行くんだ。山には大鬼のガムリイがいるって?なあに平気だい。投げ縄でガムリイのツノをひっぱってやるよ。]
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カムチャッカを舞台にした神話風のおはなし。
トナカイ、クマ、アザラシ、シャチ、サケ、クジラ、ワシ、海鳥といった北の地方に住む動物たちや火山や海岸に突き出た岩など登場人物?は壮大な感じです。 -
ちびっこカムが仲間とともに大男ガムリイにいどむ冒険物語!
ちびっこカムは、母さんの病気をなおすイノチノクサを探しに火の山へ冒険に出かける。火の山に入って帰ってきた人はいない。山には、おそろしいオニの大男、ガムリイがいるからだ。ガムリイは数年前、カムの父さんを海になげとばしたという……。
「その声は、百千のカミナリがいちどになりだしたよう、でかい口は、そのまま、火のカマのよう、ごおごお、火花がとびちります。」
カムは、火の山にのぼる道中いろんな動物を助けるが、ここぞという場面で、今度は動物たちがカムの力になってくれる。そこがおもしろかった。読み応えのある冒険物語。 -
どんな病気も治すというイノチノクサを求めて、カムの冒険が始まります。
骨太なストーリー、魅力的なキャラクター、アニメ化してもいけるんじゃないでしょうか。
誰かに教えたくなる一冊です。
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神話や民話を合わせたような物語で、とても面白かったです。動物たちやなんと岩たちにも助けられながら、お父さんお母さんを助けるために冒険するカム。
勇気があってどんな事にもずんずん立ち向かう様子に、次は何が起こるんだ?とワクワクしながら読めました。 -
次男冬休み読書用。
ロシアのカムチャッカを舞台とした創作児童文学。
作者の神沢さんが「オホーツク海の向こうにカムチャッカ」の樺太出身のため、子供の頃、そして大人になってから聞いたカムチャッカの伝説などを元に作ったとのこと。
お話に出てくる、山頂で窯を煮立たせている大鬼の伝説、海に聳えたつ三つの岩、などは実際にあるものだそう。
「火の山のまき」
村の少年カムは病気の母と二人暮らし。
北の山に生えるイノチノクサを取に行ったきり帰ってこない。
北の山のてっぺんには、大鬼ガムリイが大釜を炊き、山からは火と煙を吐いていた。
ちびっこのカムは母を助けるため、北の山に登る決意をする。
一緒に育ったカモシカのプルガ、オオワシのかあたんとその家族たち、そして白い花に変えられた女の子のチャピナ…
彼らの力を借りて小さいカムは威勢よく大鬼ガムリイに立ち向かっていく。
「北の海のまき」
大鬼ガムリイの指輪を手に入れたちびっこカム、次はガムリイによりクジラに変えられた父を助けに北の海に向かう。
人間に戻ったチャピナの村のトナカイのタワ、暴れシャチ、北の海に聳える三つの岩のトリブラチー兄弟。
出会い助けられ戦い、カムは進んでゆく。 -
多摩図書館が編集した、子どもへの読み聞かせに適した推奨本の一冊。
「いろいろなタイプの少し長い物語」としてあげられたなかの、「冒険を描いた物語」として紹介。
「子どもを本好きにする10の秘訣」>「冒険・ファンタジー」で紹介された本。