ふしぎな木の実の料理法 (こそあどの森の物語 1)

著者 :
  • 理論社
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  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652006115

感想・レビュー・書評

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  • この森でもなければ
    その森でもない
    あの森でもなければ
    どの森でもない
    こそあどの森

    シリーズ1
    家で誰にも会わず一人の楽しみに浸ってくらすスキッパーへ旅行中のバーバから木の実が届く。
    料理の仕方を誰かに聞かなくてはいけないけれど、誰かと話すなんて、と戸惑うスキッパー。

    みんなの暮らすお家が素敵。
    絵が可愛くて眺めてニヤニヤしている。
    トマトさんとポットさんのラブラブぶりにもニヤニヤ。
    どうなっちゃうのかドキドキしながら読んで、最後はほっこり。
    お茶にお呼ばれしたくなった。
    ポアポアはどんな味なんだろう。

    チビちゃんたちに読んで欲しくて借りたけれど、すっかり私が夢中に。よしよし次も読もう!

    ポアポアのジャム、僕も食べてみたい。
    あとお茶もー!S10

  • たまに出てくる絵やおうちの図面が面白い。
    紅茶を飲みたくなる。
    ポアポアなんてものは実在はしないけどいつかそのジャムを食べてみたい。

    the drawings that okada draw were so interesting.
    I am felt warm by the picture at end.
    after read this book i want to drink British tea.
    the poapoa was created by okada so,noone can eat. if it was real, i wanna eat it. and make jam like this story.

  • 小学生のとき以来の読み直し。
    風景とか音とかの描写が細かくて、イメージしづらいところにはしっかり挿絵もついてるから、不思議なお話なのにずっとイメージが鮮明に浮かんでくる。

    スキッパーくん最初ってこんな心開いてなかったっけ…懐かしい
    木の実の調理法にみんなあれだけ熱意を注げるのが、すごく平和な森で、心に余裕を持って幸せに暮らしているんだなあ…という感じで素敵。
    真似したいなあと思うところがいっぱい。

    最初はよくわからなくて試行錯誤しても固いままだったりして、でもやること全てやってそっとしておいたらいつの間にかすごく甘く熟れる…木の実の調理と、スキッパーくんの森のみんなとの交流と、似たところがあったんだと思う。

    スキッパーくん、現代社会だと自閉症スペクトラム扱いになりそうだけど、こういった言葉って現代社会の我々が勝手に区切っているだけだし、スキッパーくん自身はそのままで良い。少なくともこの森では、スキッパーくんは何もおかしくなくて、個性的な住人の一人。
    自分は自分のままで良いから、ただ何となく気になることがあったときには「普段の自分」に囚われすぎずに動いて視野を広げてみよう、と思えた。

    読んでいてもポアポアを分けてもらえた。

  • 孤独を好むスキッパーがおばのバーバから送られた木の実の調理法を探すうちに、森の住人達と触れ合う喜びを知る話。作者・岡田淳(じゅん)さんのイラスト(こそあどの森の住人の暮らしぶりがわかるユニークな家のイラスト)が詳細でとても味わい深い。

  • 小学生のころに夢中になって読んでいたのを思い出し再読。

    内容はすっかり忘れていたがとても懐かしい気持ちになった。

  • ふしぎな家々の絵が、眺めているだけで楽しい!

  • ポアポアというのは、いいもの、という意味だそうです。

  • 王道の児童書!って感じで温かい気持ちで読みきりました
    だれとも関わらずにひとりでいるのが好きだったスキッパーが必要に迫られて最初はいやいやだったけど周りの人と接することで少しずつ気持ちが変化していくのが微笑ましかったです

  • こそあどの森の一巻。

    ある日スキッパーの住むウニマルの家に一緒に暮らしてはいるものの研究のために家を留守がちなバーバさんからポアポアの木の実と手紙が送られて来る。
    しかし郵便配達のドーモさんが手紙を濡らしてしまい大切なところが読めなくなる。手紙によると住民の誰かが木の実の料理法を知っているらしくスキッパーはこそあどの森の住民に訊きに行かなければならなくなる。
    それまで家や自分の中に閉じこもってばかりいたスキッパーにとってそれは大変な事だった。
    住民は色々試してみたが料理法は結局わからずじまい。

    こそあどの森の住民はみんないい人。訪ねて行くととても歓迎してくれる。きっとずっとスキッパーの事が気になっていたのだろうと思う。
    それがきっかけでスキッパーも住民の事が気になり始める。きっかけさえあれば人は打ち解ける事が出来るのだろうか?子供だから?たとえ大人でも純粋に考えられれば出来るのかもしれない。

    やがて春になりポアポアから芽が出てそれは木の実ではなく種だったとわかる。スキッパーと住民は大切に育て取れた実でジャムを作った。料理法というはジャムの作り方だったのだ。

    こそあどの森の住民と仲良くなれたスキッパーはこれからもっとたくさんの経験をするのだろう。きっと世界が広がったはずだから。
    住民が住んでいる家も可愛らしい。二巻以降も楽しみ。

  • スキッパーとその友達のお家の中の絵が面白いです。

著者プロフィール

1947年兵庫県生まれ。神戸大学教育学部美術科在学中の1966年に「星泥棒」を自費出版。西宮市内で小学校教師をつとめながら1979年に『ムンジャクンジュは毛虫じゃない』(偕成社)を発表。1981年『放課後の時間割』で「日本児童文学者協会新人賞」を受賞。教壇に立ちながら1年に約1タイトルのペースで作品を発表。数々の賞を受賞する。「こそあどの森」シリーズ(理論社)は国際アンデルセン賞オナーリストとなる。アジア各国では翻訳本も出版されている。岡田淳作品で読書嫌いが治った、本好きになったという人は多い。

「2008年 『人類やりなおし装置』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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