対馬丸 新装版: さようなら沖縄 (アニメ絵本)

  • 理論社
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  • Amazon.co.jp ・本 (109ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652020210

感想・レビュー・書評

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  • 同名ドキュメンタリーアニメ映画のノベライズ。
    というか、その原作に大城立裕・作「対馬丸」がある。

    はじめはヤマトに憧れもあった沖縄の少年たち。
    戦争がすすむなか、沖縄の子どもたちは疎開を薦められた。お金もかかるし、道中も危険ではないか、と、多くの家庭ではしぶっていた。
    しかし沖縄市、ひいては軍は 子どもと老人は島から出し、兵士たちが沖縄に来れるようする方針だ。学校の先生たちが率先して子どもたちに声をかけ、疎開する子どもたちが集まった。
    本土への航路は魚雷が多くしかけられる場所でもあるが、用意された船は古い対馬丸。
    そして、多くの一般人、とりわけ子どもたちをのせた対馬丸は魚雷にねらわれ沈没した。


    沖縄の修学旅行前に知っておきたい。
    いや、修学旅行とかでなくても、知っておくべき。

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著者プロフィール

大城立裕(おおしろ・たつひろ)
1925年沖縄県中頭郡中城村生まれ。沖縄県立二中を卒業後、上海の東亜同文書院大学予科に入学。敗戦で大学閉鎖のため、学部中退。’47年琉球列島米穀生産土地開拓庁に就職。’48年野嵩(現普天間)高校教師に転職し文学と演劇の指導にあたる。’49年『老翁記』で小説デビュー。’59年『小説琉球処分』連載開始。’67年『カクテル・パーティー』で芥川賞受賞。『恩讐の日本』、『まぼろしの祖国』、『恋を売る家』など著作多数。また沖縄史料編集所所長、沖縄県立博物館長などを歴任。

「2015年 『対馬丸』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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