キッドナップ・ツア-

著者 :
  • 理論社
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感想 : 64
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  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652071670

感想・レビュー・書評

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  • 夏休み。
    父親が娘をキッドナップ(誘拐)するというお話

  • はじめて読んだ角田光代さんの本、だった気がする。「キッドナップ」という単語をまだ知らなかった頃、表紙にひかれてたまたま手に取った。
    妙に印象に残っているのだけど、お気に入りでは決してない。大人についていかざるを得ない子ども、という側面を、子どもの側からうまく描いていた気はするのだけど。そういう視点が、気に入らないのかなぁ。
    個人的評価としては「大人の本」に入れたい、けれどわたしが読んだのも小学校か中学の頃だし、置いてあったのも子どもの本の棚だったしなぁ、というわけで、とりあえず「子どもの本」カテゴリ。

  • 2008年読了。

  • 生徒の読書感想文を読んで気になった本。
    離れて暮らす父親が夏休みの間娘を誘拐して、
    2人でブラブラ旅をする物語です。
    海に行ったり、宿坊に泊まったり、野宿したり、
    本当にいろいろな冒険をしていきます。
    児童文学ということで、ラストはやや教訓的ですが、
    すっきり終わっていいと思います。

    ただ、結局父親が誘拐を思いついた真の真相が
    分からないままなのが残念・・・
    (母親と何か取引をしているとは書かれていますが。)

  • 中学の時に読んだ、一日で読み終えた。

  • 随分前に買っておいて、読まずに本棚に眠っていた本。

    本の表紙の絵のように、爽やかな父と娘の話だった。
    きっと違う作家の人が書いたなら、
    この複雑といえるだろう家庭環境に、
    もっとどろっとしたを感じるのだろうな、と思うけれど。
    登場人物の父親も主人公も、少々複雑な関係の割には爽やかだった。
    そしてそこがとても好きだった。

    何気ないシーンの描写がとても素敵だった。
    暗い夜の海で、二人で手を繋いで浮かぶところとか。

    このお話は、最後まで父親の誘拐の目的が明かされていない。
    だからこそ、希望は絶たれず、きっとまた家族みんなで暮らす日々が
    遠からずやってくるのだろうと信じたい、と
    読み終わった私も清々しい気分になった。

  • お父さんに誘拐される女の子の物語。

    このお父さんは、じわっと効いてくる良さを持っている人だが、それはパッと見えるものでない。女の子自身もお父さんの良さをはじめはあまり認識していないかのようだ。それが一緒に旅をしていくうちに見えてくる……。

    作成日時 2007年12月27日 20:22

  • ひまつぶし

  • 父親に誘拐された女の子の話。
    実は・・・途中まで読んだ。笑

  • 実の父親に誘拐された女の子。誘拐目的は何なのか?誘拐犯の父親と旅をするうち、変わっていく。
    最後まで誘拐目的が何だったのかわからないのが歯がゆい。

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著者プロフィール

1967年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部文芸科卒業。90年『幸福な遊戯』で「海燕新人文学賞」を受賞し、デビュー。96年『まどろむ夜のUFO』で、「野間文芸新人賞」、2003年『空中庭園』で「婦人公論文芸賞」、05年『対岸の彼女』で「直木賞」、07年『八日目の蝉』で「中央公論文芸賞」、11年『ツリーハウス』で「伊藤整文学賞」、12年『かなたの子』で「泉鏡花文学賞」、『紙の月』で「柴田錬三郎賞」、14年『私のなかの彼女』で「河合隼雄物語賞」、21年『源氏物語』の完全新訳で「読売文学賞」を受賞する。他の著書に、『月と雷』『坂の途中の家』『銀の夜』『タラント』、エッセイ集『世界は終わりそうにない』『月夜の散歩』等がある。

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