みんなのなやみ 2 (よりみちパン!セ 12)

著者 :
  • 理論社
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本棚登録 : 123
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652078129

感想・レビュー・書評

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  • 重松さんは子どもの悩みを正面から受け止めようとしてるんだけど、どうしても大人の意見になっちゃうんだなとは感じる。大人の事情がわかるからね。
    だからそれも説明するんだけど、そうすると、子どもがやっぱり我慢しなくちゃならないのかなという感じになってくる。
    外部に相談というのはあんまり好みじゃないらしい。
    色んなことが大きくなっちゃうからね。
    でも、告白についての相談だけはどうにも…。
    気持ちが悪い。
    それから、子どもに対する文体と、子どもに向けて書いている回答の中にある大人に向けての文体の差がすごく気になる。
    大人に対しては敬語で、子どもに対してはそうじゃないのね。
    それは確かに私たちもあるんだけど…。あまりも差がありすぎて違和感が。
    そして、大人の相談に対して、大人に回答してるときの、その間を取ったような中途半端な文体。
    これも違和感だけど、大人に対する回答が一番答えやすそうなんだ。
    やっぱり、大人としての回答なんだなと感じる。

  • 過去の自分がチラついて、やや苦しくなったーり。
    重松さん、好いな〜。穏やかに、共感。

  • 読みたい。

  • 本を読め。特に文学は人が悩み続けている話だ。日本、世界の多くの本が読めるのはすごいこと。
    人はそもそも一人ぼっちの存在であることを知ってる。でも本を読めば、今の自分一人だけに与えられたものではないことを確かめることができる。
    世界の英知と触れられる本を読まないなんて、勿体ない。

  • ■重松清さんの全作品を感想文にしてブログで挑戦中です。
    重松清ファン必見!
    http://wwjdkan01.blog68.fc2.com/

  • このシリーズ2冊を一気に読んだ。パンセ良いかも。

  • 1に同じ

  • /図書室

  • みんなのなやみと同じ。

    質問が堂々巡りでやはり面白くはない。

  • ティーンネイジャーの問いかける悩みを
    重松さんという作家が丁寧に答える本。

    自分を振り返っても、10代は大変な時期です。
    いくつになっても人間の悩みはたいして変わらないし、
    そして悩まない人はいません。
    重いものを背負ってる人、
    軽い荷物を背負ってる人、
    みんな力量に合わせて背負っています。
    他人と比較するわけにはいきません。
    それぞれの悩みこそがその人の人生なのでしょう。

    そうだ、村上さんに聞いてみように近いですが、
    村上さんがユーモアたっぷりの人なのにくらべると
    重松さんは誠実な人なんだな、と思いました。

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著者プロフィール

重松清
1963年岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。91年『ビフォア・ラン』でデビュー。99年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞、2001年『ビタミンF』で直木三十五賞、10年『十字架』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『流星ワゴン』『疾走』『その日のまえに』『カシオペアの丘で』『とんび』『ステップ』『きみ去りしのち』『峠うどん物語』など多数。

「2023年 『カモナマイハウス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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