いま生きているという冒険 (よりみちパン!セ 16)

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  • 理論社
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  • Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652078167

感想・レビュー・書評

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  • 石川の、全ての旅路のダイジェスト判。子供向けかと思いきや、なかなか読み応えあり。飾らぬ言葉、思い込みや偏見を排した、同胞を見る眼差しで旅先の人や物や文化を語るスタイルは、老若男女どれかに限定をかけることなく読み手をひきつけてやまないはず。

  •  「中学生以上すべての人」のための「よりみちパン!セ」シリーズの1冊。著者がこれまでに成し遂げてきた「冒険」の数々が写真とともに描かれている。

     高校在学時のインド一人旅、北極から南極まで1年かけて同世代の若者たちと旅をする地球縦断プロジェクト、24歳での世界七大陸最高峰登頂、熱気球による太平洋横断……。

     どれも並大抵のものではなく、それぞれ一冊の本が書けそうなほど(実際、いくつか著作にまとめられているようだ)。とはいえ、文章はむしろ淡々として気負ったところがなく、さらりとしている。いわば自然体。

     そして、大事な点は、この本のタイトルでいえば「冒険」ではなく、その前の「いま生きている」にあるのだろう。生きること、世界を経験することとはどういうことなのか、筆者の考えが所々に記されている。

     日常のなかにもある冒険。そういう感覚や感性を少しは持てたらと思った。

  • いいなあ。
    この本、中学校の国語の教科書におすすめの本として紹介されているけれど、もし自分が中学生のときにこの本に出会っていたら、少なくとも今とは少し違った人生を歩んでいたのかもしれない。
    北極から南極、チョモランマ、南海の孤島と、自分の身体と精神を極限状態に置きつつも、そこでしか得ることのできないものをきちんと心に刻みつけている。
    いいなあ。

  • 著者はバックパッカー。
    行動を即真似はできないにしても、考え方において学ぶ点が多々ありました。

  • 平易で印象的な文と素晴らしい写真とわくわくするコラムがたびたびでてくる冒険心湧き出る本。
    未知の世界=旅。
    カヌー、登山、自転車、星の航海術、気球。人力と自然はやっぱり最高の組み合わせだ。

  • まさしく。
    冒険ってなに?という章がよかった。
    人生は冒険そのものだ。

  • 人を好きになることや新しい友達を作ること、初めて一人暮らしをしたり、会社を立ち上げたり、いつもと違う道を通って家に帰ることだって旅の一部だと思うのです。多かれ少なかれ、世界中のすべての人は旅をしてきたときえるし、生きることはすなわちそういった冒険の連続ではないでしょうか。(本文より)

  • 旅に出たくなる!

  • 若き冒険家(ただし、本人はそう称されることを好まない)として有名な著者が、自身が今までしてきた数々の行動と、そこから得たもの(思想、考え方、生き方)について語った一冊。
    キリマンジャロなど世界有数の山の登頂、ミクロネシアの人間に星読みを習いレーダーやGPSを使用しない航海、北極から南極までの北米南米大陸縦断、気球での海上飛行と並べるだけでも「凄い・・・・」という他ない体験なんだけれど、それを「こんなすごいことをした」と誇るわけではなく、妙に煽り立てるようにもせずに語る文体にとても好感が持てる。
    「世界の何カ国に行ったことある」と訪問自慢をする自称旅人に見習ってほしい。
    結局、どこへ行き何をするかではなく、何を考え何を得るかなのだ、という当たり前のことがすんなりと伝わってくる。
    命の危険すらあるような場数を多数踏んできた著者だからこそ、当たり前のことが重みをもって感じられる。
    本作は青少年向けにか書かれたものなんだけれど、まだ思春期の頃に、こういった本に出会い、「こんな生き方もある」と知るということは、とても大きな幸いなんじゃないかと思う。

  • 本人から渡されたとき、とても嬉しかったです。
    内容は、ふりがなもふってあってとても読みやすいです。
    石川さんは、本当に凄い人なんだなあと確信しました。
    高校生の時からいろんな場所に旅しているの、とても尊敬しています。
    私も一生懸命外に出ようと、世界を知りたいと思っています

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著者プロフィール

冒険家、写真家

「2019年 『いま生きているという冒険 増補新版 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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